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「一番ヘンだった婚活男性」を結婚アドバイザーが明かす

「『もう面倒みないから他で探して!』という私に、男性は『最後に一回だけお見合いをさせてください』と粘ります。そこで『一回だけセッテングするから、私が教えたことを全部出し切って。本当にこれで最後だから』と話しました」

泣きの一回。最後のお見合いの結果は…

 男性は三島さんの教えを全部生かそうと決めたそうです。「女性は嘘つきだ」という男性の考えを改めて、女性のことばをそのまま受け取らないと決めたのです。「女性というものは、本音をストレートに言わず、ワンクッション置いて話すもの。それは相手も周囲もオブラートに包みこみたいから」と三島さんが教えた女性の心理も理解し、男性は三島さんがセッテングしたお見合いにのぞみます。 最後のお見合い 相手の女性は33歳の医療器具メーカー開発部に勤務し、大学の先生の娘さんでした。おおらかな彼女は、変わり者の男性を面白いと感じて、プロポーズを承諾したそうです。 「結婚の報告に来た時の彼は、目がキラキラしていました。下ばかり見てうつむいていた人の変身ぶりをうれしく感じながら、人は本気を出せば変われるという勇気をもらいましたね」  成功の秘訣は、理想を捨てたこと、婚活に失敗した理由を他人のせいにしないで自分が原因だと認めたこと、そしてプロのアドバイスを自分で咀嚼(そしゃく)した上で、自分自身で改めたことです。  一言でいえば、謙虚な姿勢になったから、成功したといえるでしょうね。女性でも、理想やプライドを捨てられず意固地(いこじ)になっている場合は、一度自分の考えをリセットするとうまくいくかもしれません。 ―「婚活してる男性」ってどんな人? vol.2― <TEXT/夏目かをる イラスト/ただりえこ>
夏目かをる
コラムニスト、作家。2万人のワーキングウーマン取材をもとに恋愛&婚活&結婚をテーマに執筆。難病克服後に医療ライターとしても活動。ブログ「恋するブログ☆~恋、のような気分で♪
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