「女は損!」と思う人へ。女子力や結婚のプレッシャーから自由になる方法
結婚できないと一大事?いいえ、選択肢のひとつです
大事なのは、結婚を「すべき」ととらえるのではなく、「したい」基準で考えることだと私は思います。「結婚は人間関係のひとつの形」と本書が書いているように、世間体にとらわれず、自分の人生を自由に泳いでいいのです。
女性であることより、自分であることを楽しもう
女性は女性である前に、ひとりの人間です。「女子力」という言葉を筆頭に「××系女子」など、世の中には沢山のカテゴリーが存在しますが、他人の物差しなど気にせずに、自分の意志を尊重していきたいもの。
身だしなみとしてのメイクやTPOを考慮した服装など、たしなみとしてのマナーは必要ですが、情報や流行に振り回されなくてもいいのです。大切なのは、「女子力UP」でも「××系になること」でもなく自分を高めること。
本書のあとがきに、「『自分はどう見られているか』を考えている限り、誠実に生きることはできない」とあります。大多数の見えない相手ばかりに思いをめぐらせるより、自分の本音を突き詰めて、自分に誠実に生きようという、熱いメッセージに感じました。
<TEXT/森美樹、女子SPA!編集部>
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小説家、タロット占い師。第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)、『私の裸』、『母親病』(新潮社)、『神様たち』(光文社)、『わたしのいけない世界』(祥伝社)を上梓。東京タワーにてタロット占い鑑定を行っている。X:@morimikixxx
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