夫は年収2000万でも、妻は時給125円で家事「高収入男ってケチ…」
ファイナンシャル・プランナーの花輪陽子です。
「年収2000万円の男性と結婚したい」――そんな女性も少なからずいるものです。
ところが、高収入の男はケチな場合が多いものです。奥さんに収入全部を任せて好きに使わせるという高収入の男性には、お会いしたことがあまりありません。
それどころか、自分の収入や資産は一切妻には教えない、妻には家事費として月10万円だけ渡すというような高収入男性は多いのです。家事費には食費、生活用品費、妻の小遣いなどが含まれている場合も多いです。
高収入男性と結婚をしたA子さんはこんなことを嘆いていました。
「美味しいものを作ろうと努力すればするほど、月10万円のうち食材費にかかる額が増えて、自分の小遣いが減る」
「月10万円もらううち小遣い3万円として、家事に1日8時間×30日とすると、時給は125円!住まいは広くなったけど、アルバイトをしていた時のほうが欲しい物をもっと買えた」――。
いかがでしょうか。憧れていたセレブ暮らしとは程遠い場合も多いのです。
A子さんのケースではなくても、会社経営者と結婚をすれば、妻は夫の秘書やお客様のおもてなしの対応などを完璧にこなすなど、かなり働いている場合が多いです。あるいは子どもの英才教育に忙しく励んでいるセレブ妻も多いです。
左うちわで暮らしているセレブ妻なんて、そんなにたくさんいるものではないのです。
白河桃子さんの著書『セレブ妻になれる人、なれない人―年収1000万円以上の男性と結婚できる人の小さな習慣』(プレジデント社)でも、セレブ妻の実態が負の部分までよくわかるのですが、セレブ妻になるには大きな器が必要で、すべての人が向いているわけではないことがわかります。
高収入男性と結婚できても、リッチな暮らしができるとは限らない
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