有賀さつきも?がんと闘ったアラフィフ女性芸能人
女性の死亡率が高いがんは「大腸がん」
一方、女性がかかるがんのうち最も死亡者数が多いのは大腸がん(2位肺がん、3位胃がん、4位膵臓がん、5位乳がん)。大腸がんの予兆は、ひどい便秘と残便感、吐き気、血便などがあり、痔と間違われやすいことでも知られています(「痔かと思ったら大腸がん!? 見逃しがちな病気のサイン」を参照)。もし40代以降でこれらの症状を感じたら、一度病院で受診することをおすすめします。
女優の坂口良子さんは、大腸がん(横行結腸がん)による肺炎で2013年3月27日に亡くなっていますが、彼女も亡くなる直前まで世間に対して病状を伏せていたことで知られています。
坂口さんが消化器系の疾患を患っていることを初めて報じたのは「週刊女性」(2013年3月12日号)で、その報道を受けて自身のオフィシャルブログで「昨年、腸閉塞を患い、それとほぼ同時期にインフルエンザから肺炎になってしまったりと、体調を少し崩しておりました」と説明していました。体がやせ細りながらも仕事への復帰に前向きで、日刊スポーツ(2013年3月30日付)によると、同年3月上旬の段階では、同月18日収録の日本テレビ系「踊るさんま御殿」の出演もブッキングされていたといいます。
仕事に対するプロ意識から、病状を公表しない芸能人は少なくありませんが、有賀さんが父親など近親者にさえ病気をひた隠しにしていたことに驚いた人は多いのではないでしょうか。2017年に乳がんにより亡くなった小林麻央さんはブログで闘病記を綴り、同じ病気で苦しむ人たちとつながろうとする姿が印象的でしたが、周囲に一切の迷惑をかけまいと、最期まで独りで病気と向き合い続けた有賀さんの強い生き様もまた、多くの人の記憶に刻まれることでしょう。
<TEXT/女子SPA!編集部>
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