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帝王切開後に傷口が開き…出産で死にかけた元テニス女王へ、夫がサプライズ

 出産で死にかけた――。そんな壮絶な出産体験とその後の体調不良を乗り越え、実戦に復帰する妻を応援するために夫が企てた、素敵なサプライズとは?  シングルス・ダブルス共に過去数回もの世界ランキング1位を達成し、4大大会を制覇したテニス界のスーパースター、セリーナ・ウィリアムズ(36)。このたび、産休を経てテニストーナメントに復帰するセリーナに対し、娘の顔を掲げた4枚のビルボード広告にて夫が声援を送った。
 セリーナの夫アレクシス・オハニアン氏は、来週セリーナが出場するBNPパリバ・オープンの開催地であるカリフォルニア州パームスプリングス内に「グレイテスト・ママ・オブ・オール・タイム(史上最高のママ)」と綴ったポスターを掲載し、セリーナを驚かせた。  インスタグラムやツイッターにそのビルボード写真を載せたアレクシスはこうコメントしている。 「パームスプリングスに掲示されたところ。娘のオリンピアと僕はセリーナのテニス界への復帰を歓迎するよ。娘の助けを借りつつ、自分でデザインしたんだ」  そんなサプライズにセリーナは喜びの涙を流したようで、アレクシスのインスタグラムに「文字通り泣いているわ。なんて嬉しいことしてくれるの。愛してるわ」と返信している。  夫のアレクシスは、アメリカ最大の掲示板サイト「レディット」創業者で、2人は2016年に婚約。若きイケメン企業家との婚約は当時話題となった。セリーナは2017年9月に娘を出産、同年11月には豪華挙式をあげた。

帝王切開で命が危険な状態に。産後うつも

 セリーナは出産直後の昨年9月1日、激しいせきにより帝王切開の傷口が開き、肺に小さな血栓ができたことで命にまで危険が及んでいた。当初は先月に開かれた全豪オープンで復帰する予定になっていたものの、エキシビションの試合に参加した後、大会12日前になって棄権していた。
セリーナ・ウィリアムズ

2016年全米オープンに出場したときのセリーナ・ウィリアムズ (C)Zhukovsky

 セリーナは出産経験について先日こう話していた。 「娘のオリンピアを生んだ後、死にかけたわ。それでも自分のことを幸運な人間だと思ってる。妊娠期間はあまり問題がなかったんだけど、陣痛の間にオリンピアの心拍数が突然低下したことで緊急帝王切開になった。  手術自体は上手く行ったわ。気づいたらオリンピアが私の腕に抱かれてた。人生で最高の気分だったわ。でもそのわずか24時間後には、6日間に渡る不安に見舞われたの」  しかしセリーナはそんな自分の命を救ってくれた医療チームに感謝し、こう振り返る。 「私は最先端の医療機器が揃った病院で素晴らしい医師と看護師らに囲まれていたことをとても感謝してる。彼らは複雑な事態の展開において、どう対処すれば良いかをまさに心得ていた。彼らの専門的な治療がなければ、私は今ここにいなかったはずだわ」  危機的状況を脱した後には、ホルモンバランスの乱れから起こりやすい、産後うつのような状態に苦しめられた時期もあったと赤裸々に告白していたセリーナ。子育てにプレッシャーを感じ、娘の泣き声に怒りや悲しみを抑えられなかったという。  壮絶な出産経験を乗り越えたセリーナが、夫や娘の応援を受け、表舞台で再びスーパープレイを見せてくれることに期待したい。   <TEXT/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>
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