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羽生選手「人生は合計ゼロで終わる」。最強メンタルの名言

 平昌オリンピックで見事連覇を達成した、フィギュアスケートの羽生結弦選手(23)。この偉業に、国民栄誉賞が授与も検討されているのだそう。

 そんな羽生選手のインタビュー集『夢を生きる』(中央公論新社刊)が、3月1日に発売されました。2015年シーズンからオリンピックまでの3年間を、彼自身の言葉と貴重な写真で振り返った、“ゆづファン”待望の一冊です。

夢を生きる

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 内容の8割方はジャンプ、振り付け、音楽などの話なのですが、さすがは超一流アスリート。ファン以外の人にも響く名言を残してくれています。いくつかご紹介しましょう。

①職人的なメンタルコントロール



 常にノーミスを追い求める羽生選手ですから、精神を理想のコンディションに持っていく作業にも妥協を許しません。しかしこれが想像を超える苦しさのようで…。

むしろ気持ちが上がってきているときに、あまり上がりすぎないように、ストレスをかけるとか、そういうことをやっと自分でできるようになってきました。無意識に、無意識に、追い込んで、追い込んで……。>
(p.15)

羽生金メダル 気持ちが盛り上がっているときにこそ、あえて自分を押さえ込むというところに、羽生選手のスゴさを感じますよね。

②66年ぶりの連覇すら醒めた目で見ているのかも



 男子フィギュアでは66年ぶりのオリンピック連覇という快挙。そしてついに国民栄誉賞という話まで持ち上がってきましたが、それで羽生選手が浮かれてしまう心配はまったくないと言っていいでしょう。

自分の考えですが、人生のプラスとマイナスはバランスが取れていて、最終的には合計ゼロで終わると思っています。
(p.206)

羽生エキジビション まるで90歳のご老人のような達観ぶりです。それも若い人が無理をして悟った風なのではなく、彼の日頃の振る舞いを見ていると納得させられるのですね。

 一人ひとりのファンに対して丁寧に接し、カメラの前では期待通りの笑顔を絶やさない。その裏には、現役が終わればどうせ人気はなくなるのだから、というクールな自己分析があるのでしょう。

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スケーターとしてだけではない自分

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