それでは今、シュシュをモード風にするにはどうしたらよいでしょうか。 　バレンシアガのシュシュと100円ショップシュシュ、どこが違っているかというと、燦然と光輝く「BALENCIAGA」のロゴ、そして高級な素材です。この2点があるために、2万円以上で売ることができるわけです。ということは、シュシュにこの2点が付加されればいいのです。 　ということで、今回、最もお勧めなのは手作りシュシュです。材料は、持っているけれども使うことはないシルクのスカーフです。 　多くの皆さんは、持っているけれども決して使うことはない、ブランドのロゴ入りのスカーフを持ってはいらっしゃいませんか？ ニ、三枚はあることと思います。どうせ使わないのですから、今回はそれを使ってシュシュを作りましょう。 　作り方は、「シュシュの作り方」で検索すると出てきます。材料はゴムと布、道具は針と糸、ハサミで、直線縫いができれば、ミシンがなくても簡単に作れます。 　スカーフ1枚でたくさんのシュシュが作れると思いますが、そんなにたくさんシュシュを持っていても仕方がないので、作る際は好きな柄の部分を使いましょう。 　ロゴがお好きなら、ロゴの部分を切り取って作りましょう。なんならタンスに眠っているエルメスのスカーフで作ったって構いません。どうせ使わないのなら、使ったほうがましです。 　手作り上級者は、スカーフだけではなく、その他、自分の持っている着なくなった服を使ってシュシュを作るのもいいでしょう。夏向けにレース素材、冬だったらツイードなどが最適ですし、ベルベットで作ったら、1年じゅう使えます。 　もっと手が込んだものにするためには、スパンコールを縫いつけたり、きらきらするラインストーンやパールをつけてもいいでしょう。 　流行には周期があります。シュシュが一番格好いい時期もあれば、シュシュが超ダサい時期も必ずあります。ですから好きなアイテムが流行ったら、それに乗るほうが楽しいです。 　シュシュ好きな人は、シュシュがはやっているあいだに毎日シュシュで髪を束ねましょう！ ＜TEXT／小林直子＞ ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 【小林直子】 ファッション・ブロガー。大手ブランドのパターンナー、大手アパレルの企画室を経て独立。現在、ファッション・レッスンなどの開催や、ブログ『誰も教えてくれなかったおしゃれのルール』などで活躍中。新刊『わたし史上最高のおしゃれになる！』は発売即重版に