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占いを信じすぎて失敗しちゃってる人たち

 不安なときこそ、ワラにもすがる気持ちで占いへ……。一度救われると、ずるずる依存してしまうのが占いの怖いところです。  占い歴20年、占いの館での勤務経験もあるNさん(38)が見たのは、占いを信じすぎていろんなものを失っている人たちでした(※< >内はNさんが見聞きしたというエピソード)。

デカい水晶で家中の邪気を吸い取る!

<建てたばかりの新築物件を占い師に見てもらうことにしたJさん。  その占い師は家を見るなり、「あらら! もしかしたら大きい家じゃないかと思っていたけど、まさにそのとおりだわー」。  それには理由が。 「大きい家だと、注文された水晶じゃパワーが足りないと思って。わざわざ引き返して、もっと大きい水晶を持ってきたのよ!」  さらにたたみかけるように……。 「これなら家中の邪気を吸い取ることができるわよ!」  出してきたのは、予定より大きな水晶。この発言を信じたJさんは「そうなんですか。では」と、予算の倍額もするその水晶を買ってしまったそうです。  家中の邪気を吸い取るって……そんな、トイレの消臭じゃあるまいし、とは言えませんでしたけどね。>   天然ものの水晶は数万~数十万円もするとか。いくらのものを買ったのかわかりませんが、相当な出費だったのは想像できます。

占い師を信じて事業を放棄しちゃった人

 こちらの事例は、占いに依存しすぎて人間関係にヒビが……。 <「俺の店の隣が空いているから、そこで仕事をやらない? 家賃は格安にするよ」と、先輩に持ちかけられたOさん。条件の良い話に「やります!」と即答し、とんとん拍子で契約までかわしました。  でも、その後なんとなく不安になった彼は、近所の易占いへ。そこで占い師から「あんた! 今年は絶対、店なんかやっちゃダメだよ!」と言われてしまいました。その言葉を鵜呑みにしたOさんは、その後、事業の準備を放棄。約束の賃料も払わず、先輩の怒りを買うことに。  見かねた仲間に、この対応について責められると、 「だって、易のおばさんに今年はやるなって言われたから。……だって、失敗したら怖いじゃん!」。  周りは当然、どん引きでした。>

所かまわず天使を呼びだす40代女占い師

 また、占いを受ける側だけではなく、占い師でもこんな困ったさんがいます。 <自分には霊感があり、日替わりでいろんな天使を呼ぶことができると公言しているTさん(40代女性)。トイレでもファミレスでも所構わず、天使を呼びだします。 「今日はウリエル様を呼んでみよーっと。ウリエル様、ウリエル様……ぶつぶつ……」  40過ぎの女が、ファミレスでこんなふうに唱える姿は相当イタい。さらに、数秒後。 「ほらほら、見て! もう来たよ! わたしの肩のところに乗っかっているでしょう!」  嬉しそうにはしゃぐ彼女。周りのシラケムードを気にすることもなく、一人で完全に信じきっているようなのです。  だいたい、日替わりで天使が呼べるって……神聖な天使に対して、デリヘル嬢みたいな扱いをしていいのかよっ、とツッコミをいれたくなります>

「信じるけど依存しない」のが上手な付き合い方

 占い歴10年のFさん(39)も困った人を多く見ています。 「すべてにおいて、げんかつぎができていないとヤダという人は多いですよ。大吉が出るまで繰り返しおみくじをひいたり、タロットの結果で約束をキャンセルしたり。こういう欲張りさんは、結局何も手に入らないんです」  でも、中には占いを上手に利用している例もあります。 「ビジネス面で占いを上手に利用している人は多いですよ。引っ越しや、サービス開始日を占いで見たり。あと、採用時や新規の取引先と組むときなどに占いを利用する会社も多いです。ラッキーなところをピンポイントで狙うので、自動的にツキがのってきます」(Fさん)  占いにおいては、信じるけれど、依存しない者が救われるようです。 「占いは信じないと意味がありません。とはいえ、現実を忘れてはいけません。あくまで常識の範囲内のげんかつぎ。それを逸脱するとヤバいですよね」(Fさん)  ご利用の際は、依存しすぎにご注意を。 <TEXT/ミノシマタカコ ILLUSTRATION/Vanilladesign>
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