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花粉症に「最強の薬」はない。それぞれの薬の違いと正しい選び方|保存版

ライフスタイル別、おすすめの花粉症薬

出勤する女性 花粉症の薬(抗ヒスタミン薬)には、医療用で15種類以上、OTCでも10種類以上のラインナップがあります。「豊富な選択肢があるので、効き目がいまいちだなぁと感じた際は、別の薬に変えてみることも手です」と児島さん。  ライフスタイル別に、おすすめのOTCを紹介してもらいました。 ●朝から人に会う仕事だから、飲んですぐ効いて欲しい ⇒速効性がある薬(クロルフェニラミン) ⇒鼻づまりを一時的に解消できる薬(プソイドエフェドリン、フェニレフリンなど) ・これらが配合されているOTC:『コルゲンコーワ鼻炎フィルムクール』『コンタック600プラス』『ストナリニS』 ●忙しくてつい飲み忘れる ⇒1日1回の服用で良い薬 ・ロラタジン(『クラリチンEX』など) ・エピナスチン(『アレジオン10』など) ・セチリジン(『ストナリニZ』など) ●眠くなるのはイヤ、自動車を運転をする ⇒眠くなりにくい薬 ・ロラタジン(『クラリチンEX』など) ・フェキソフェナジン(『アレグラFX』など) 「最近は、『クラリチンEX』や『アレグラFX』のように、医療用と同じ有効成分の薬をドラッグストアなどで購入できるようになりました。特に、これらOTCの『ジェネリック医薬品』を選べば、病院を受診するよりも安くおさえることができる場合もあります」  耳鼻科が混んでいて面倒、忙しくて病院を受診している暇がないという人には便利ですよね。最後に、女性が気になる、妊娠・授乳中の花粉症薬の服用について聞いてみました。 妊娠・授乳中の花粉症薬の服用について「妊娠・授乳中は全ての薬を飲めない、と考えている人は少なくないと思います。でも、花粉症の薬(抗ヒスタミン薬)のなかには、妊娠中や授乳中でも安全に使えるとされるものがあります。適切な薬を選べば、花粉症の症状を抑えながら生活できますので、一度医師・薬剤師に相談することをお勧めします」  ネットの情報などによって、さまざまな誤解が生じている花粉症の薬。正しい知識をもとに自分に合った薬を選んで、苦しい日々を乗りきましょう! 【児島悠史 プロフィール】 京都薬科大学大学院修了後、薬局薬剤師として活動。「誤解や偏見によって生まれる悲劇を、正しい情報提供と教育によって防ぎたい」という理念のもと、日々の服薬指導のほか、Webサイト「お薬Q&A~Fizz Drug Information」を運営。 <TEXT/女子SPA!編集部> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
女子SPA!編集部
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