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「女使ってネタを取れ」という女性先輩記者も…セクハラとマスコミの体質

 財務省の福田淳一事務次官(4月18日に本職を辞任)による、テレビ朝日の女性記者へのセクハラ問題。

「これはマスコミの悪しき体質が生んだものと言っても過言じゃない。会社として、女好きの大物にはあえて『セクハラ耐性』がある女性記者をつけるマスコミはあります

※写真はイメージです

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 そう語るのは、元報道記者の男性Bさん。

「記者界隈では、そういう女性記者のことを『くノ一(くのいち。女忍者の意)』と呼んだりします。男性記者が何年もかけて地道に入手するような極秘情報を、新人の若い女性記者がいとも簡単に、サラリととってくることが結構ある。男性記者は悔しいからそう呼んで揶揄しているんですよ。

一社だけが担当に男をつけていたら、特落ち(他社が報じているのに自分の会社だけが報じていないこと)するかもしれません」

「女を使ってる」にうんざり…でも、堂々と使う女性記者も



 そんな状況に対して、某新聞社社会部の女性記者Bさんは「くノ一と馬鹿にされるのは本当に腹立たしい」と憤る。

「ネタをバンバン取ってくる女性記者は、誰よりもまじめに取材をしている人ばかりです。テレ朝の彼女だって事務次官と1対1で食事する機会をつくるなんて大手柄ですよ。それを何度も繰り返していたとは、相当の努力があってのことだと思います。そうやって女性だからと決め付けて嫉妬する一部の男性記者の卑しさにうんざりします」

※写真はイメージです

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 今は東京の経済部で働く女性記者Cさんも、駆け出しの地方支局時代、女だからというだけで悔しい目に遭ったそう。

「地道に取材を重ねて小さなスクープ記事を書いたのですが、数日後には『あいつは女を使ってネタを取った』と、同僚の男性に言いふらされました。本当に辛くて、取材していた警察署のトイレに駆け込み、しばらくそこで泣きました。

女性記者は女性記者で、取材先にちょっと近づいただけでハニートラップだと警戒されたり、男性記者のように一緒にサウナや銭湯に入りこむことができないんです。本来、そんなに差はないはずだと私は思っています」

 でもその一方で、「実際に女をモロに使う女性記者がいることも事実です。男性にやられたセクハラの話を自慢げに支局で披露していたときは、『この人強いなぁ』と思いつつも軽蔑しました」と女性側も一枚岩ではないことを明かす。

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相談できる先輩女性記者がいない…

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