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吉田羊×野村周平×玉木宏に聞く、恋と人生。共演する『ラブ×ドック』秘話も

 人気放送作家の鈴木おさむ氏が初メガホンを取ったラブコメディ『ラブ×ドック』が公開です。  アラフォーの女性パティシエとさまざまなタイプの男性たちとの恋愛模様を描く本作。遺伝子検査で恋愛のカウンセリングを行うクリニック【ラブドック】を訪れる主人公の飛鳥を演じる吉田羊さん、年下男子・星矢役の野村周平さん、スポーツインストラクターの肉食男子・俊介役の玉木宏さんの3人にお話を聞きました。
左から、野村周平さん、吉田羊さん、玉木宏さん

左から、野村周平さん、吉田羊さん、玉木宏さん

女性が恋愛することを応援する映画

――オファーが来たとき、脚本を読まれたときの感想は? 吉田:まず、吉田羊の恋愛映画を撮りたいという鈴木おさむさんは、大変勇気のある方だなと思いました(笑)。脚本を読ませていただくと、「ラブドック」というファンタジーでオブラートに包みながらエンターテイメントに仕上げている見事な物語で、出来上がりが楽しみだと思いましたね。
『ラブ×ドック』より

『ラブ×ドック』より

玉木:シリアスになりそうなところを、鈴木おさむ監督のテイストをしっかりちりばめて非常に軽やかな作品になっている。女性が恋愛することを応援するような映画になるのではないかと感じました。 野村:僕は、こういう(かわいい年下男子)のって得意じゃなさそうに思うかもしれませんけど、すごく得意なんです(笑)。
『ラブ×ドック』より

『ラブ×ドック』より

玉木:ははは。 野村:誰か話をくれないかなと思っているときに、ちょうどおさむさんが声をかけてくれたんです。わかってくれているなと思いました(笑)。 吉田:野村くんは、ちょっとやんちゃなイメージもありますが(笑)、役への向き合い方が本当に真摯ですし、人の懐にすっと入ってくる人たらしなんです。役にぴったりでしたね。

それぞれの印象は?

――恋のお相手として共演されていかがでしたか? 吉田:野村くんとは、割と定期的に作品でお会いしてるんですが、毎回、私の娘に手を出す役なので、距離が縮まることは永遠にないだろうと思っていたんです(笑)。今回は、相手役ということで、とにかく可愛くいることに徹してくださいました。 玉木さんは想像していた通りの方でした。本当にスマートで優しくて、役に入る直前まで玉木宏さんでいてくださる。そこから役にぴゅっと入って、また玉木さんに戻る。いつだって玉木宏さんなんです。
『ラブ×ドック』より

『ラブ×ドック』より

野村:そう、玉木さんは、玉木宏さんなんですよね。吉田さんは、本当にキレイだし、こんなにパーフェクトな振る舞いができる方もなかなかいないので、勉強になりましたね。役者としても人としても。 玉木:僕は飛鳥という役を吉田さんがどんな風に演じるのかとても楽しみにしていました。すごく現実味があるというか、ちょうどいいさじ加減でその場所にいらっしゃいましたね。羊さんでなければできなかった役だと思います。
『ラブ×ドック』より

『ラブ×ドック』より

――それぞれご自身が演じられた役の好きなところを教えてください。 吉田:この映画のテーマでもありますけど、最終的にポジティブでいられることですね。恋に限らず、人生のすべては自分の気持ちひとつでいくらでもポジティブに変換できるし、これは収穫だと思えば、その人にとってはそう。そうしたポジティブな思考の転換ができるというのが、飛鳥の魅力だと思います。 野村:僕は星矢自身が正直なところ。一番ちゃんと恋をしていたと思うし。 玉木:僕は、俊介のしたたかなところにはリアリティを感じますね。女性を口説きながらも同時にビジネスのことを考えていたりして。リアルだなと。そういう部分は、人としてみなさんも分かる部分だと思います。
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出かけてみなければ、どんな花が咲いているのか分からない
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『ラブ×ドック』は5月11日よりTOHOシネマズ新宿ほかにて全国公開中 脚本・監督:鈴木おさむ 出演:吉田 羊 野村周平 吉田鋼太郎(特別出演)/玉木 宏ほか 配給:アスミック・エース
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