ブーケの花は「王子が摘んできた」。ロイヤルウェディング衣裳を徹底解説
19日(土)に行われたイギリスのヘンリー王子とメ―ガンさんのロイヤル・ウェディング。これまで注目が集まっていたメ―ガンさんのウエディングドレスは、「ジバンシィ」のイギリス人デザイナー、クレア・ワイト・ケラーさんデザインによるドレスだった。
フランスのブランド「ジバンシィ」にて、初の女性アーティスティック・ディレクターの座についた、ワイト・ケラーさんによる麗しいドレスが式当日にお披露目され、世界中がその美しさにウットリした。
7部袖のボートネックのドレス、そして英国王室を象徴するシルクチュールのベールは5mもの長さに及び、絹糸とオーガンザで手縫いされた花が目を引いていた。
当日発表された、ケンジントン宮殿による声明にはこう綴られている。 「マークルさんは、式を通して53ヶ国でつくられるイギリス連邦が自分と共にいてくれることを望んでいます。ワイト・ケラーさんが、連邦それぞれの国を代表する花をあしらい、一つのパターンにまとめ上げた素晴らしいヴェールをデザインしました」 メーガンさんの頭で光り輝いていたのは、エリザベス女王から借りたダイヤモンド製のティアラ。1893年製のブローチ付きの冠がそれで、本体は1932年に製作された歴史的なものだという。
他にもジバンシィの靴、アクセサリーにはカルティエのイヤリングとブレスレットを身に着けていた。 デザイン担当のワイト・ケラーさんと、メーガンさんは2人で今回の式での衣装について長らく話し合いを重ねてきたようで、ドレスの製作は、今年の初めに開始されたという。王室の声明はこう続く。 「(メ―ガン)マークルさんはワイト・ケラーさんと2018年の初めに出会い、彼女の時代を超えたエレガントで審美的な非の打ち所のない仕立ての技術、そして落ち着いた態度もあいまって依頼を決めたのです。世界的ブランドのプリングル・オブ・スコットランド、クロエを渡り歩き、現在ジバンシィで指揮を執るこのイギリスの才能を見せたいという思いもありました」
また、メーガンさんが持っていたブーケは、ヘンリー王子がケンジントン宮殿から摘んできた花をフローリストのフィリパ・クラドックがアレンジしたものだという。 一方、新郎のヘンリー王子はベストマンを務めた兄ウィリアム王子と同様、イギリス騎兵連隊ブルーズ・アンド・ロイヤルズのユニフォームであるフロックコートをまとっていた。 今回の結婚式をもって、ヘンリー王子とメーガンさんには、「サセックス公爵」夫妻という称号が与えられることが英王室より公式に発表されている。 <TEXT/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>