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“日大ブランド”ってあるの?「特徴は…無難」とOBの実感

 雑食系恋愛ジャーナリストのおおしまりえです(日本大学芸術学部出身)。  いま日本中の注目を集めている日本大学アメリカンフットボール部の不祥事。  発端はアメフト部の問題だったはずなのに、あっという間に大企業病にも似た闇が明るみになり「日大ブランドが落ちる!」「今年の受験者数が減るぞ!」と、日本大学そのものにも問題が発展する事態になりました。
日本大学

画像は日本大学HPより

 でもここで考えてみたいのが「そもそも日大ブランドとは何なのか?」という点です。  東大や京大、慶應や早稲田など、名前だけで何となく良いイメージができる大学と違い、日本大学という言葉から想像できるイメージは正直「マンモス」ぐらいです。一応、日本の社長の出身大学で最も多いのが日本大学らしいのですが、社長といっても様々ですし、日本大学にビジネス色を強く感じる人は少ないでしょう。

学部によって違う日大生だけど、全体の空気は“無難”

 最近はJALの国内線でCMを放送するなど、広報活動にも積極的な日本大学。全16学部87学科、在校生は7万人、卒業生は約100万人。名実ともにマンモス校といえる大学です。  著者は日本大学の中でも少し特殊な日芸出身ですが、過去に様々な学部の日大生と接する機会がありました。ひとくくりにされがちな日本大学ですが、その雰囲気は学部によって当然全く異なります。しかしどの学部の生徒や出身者にも感じるのですが、いい意味でも悪い意味でも、“無難を求める庶民的思考”があるように感じます。
日大経済学部

日大経済学部

 日本大学のどの学部も中堅レベルに位置することと、内部からの推薦枠が多く、無難な選択をしがちな人が集まっていると思うのです。  昨今の問題により「今年のFラン大学受験生は、日本大学が狙えるぞ」なんて揶揄されるほど、日本大学の位置は、悪くもないけど良くもない、微妙なポジションといえるのです。

日大生の恋愛傾向は……ない!

 無難な選択で人生を切り抜けがちな日大生の恋愛は、これまた特筆すべき点はあまりなく、学部内やサークル内でとりあえず彼女を探すかんじ。大恋愛をしている人はあまり見当たりませんでした(筆者の周りだけかもしれませんが……)
大学生

※写真はイメージです

 ただ筆者の在籍していた芸術学部は若干個性強めの女性が多かったので、同学年にはAV女優になった子が数名いたり、学科内の男性を食い荒らしたオンナ狩人もいたりしました。って、何の自慢にもなりませんが。  こうして書くと、有名人を多く輩出していても無個性感が強い日本大学。しかし、マンモス校であってもゆるい同胞意識はあるようで、不祥事以降に会う日大出身者には、「大変なことになりましたねえ」「本当恥ずかしいしよね」「お互い肩身が狭いね」と傷をなめ合う日々です。  毎年の駅伝も、同じ日本大学とはいえ別世界のピンクの襷(たすき)をなーんとなく応援し、学部が違うと接点は1ミリもないのに、日大出身者と聞くだけでなーんとなく親近感を覚える日大マインド。  こうしてつらつら書いていると、なーんとなく悲しい気持ちになる日大マインド。落ちたと言われるイメージが、1日も早く回復することを、薄い日大マインドでなーんとなく祈ってしまうのです。 <TEXT/おおしまりえ> 【おおしまりえ】 水商売やプロ雀士、素人モデルなどで、のべ1万人以上の男性を接客。現在は雑食系恋愛ジャーナリストとして年間100本以上恋愛コラムを執筆中。ブログ・Twitter:@utena0518
おおしまりえ
コラムニスト・恋愛ジャーナリスト・キャリアコンサルタント。「働き方と愛し方を知る者は豊かな人生を送ることができる」をモットーに、女性の働き方と幸せな恋愛を主なテーマに発信を行う。2024年からオンラインの恋愛コーチングサービスも展開中。X:@utena0518
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