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乳がんステージ4闘病中の恋愛。彼に治療中と言えずウィッグなのも隠して…

 こんにちは、女子SPA!ライターの白戸ミフルです。  この度、自身の実体験に基づいた乳がん闘病記を描いたコミックエッセイ『乳がんステージ4だった私が、それでも合コンに行きまくって救われた話』を出版しました。
「乳がんステージ4だった私が、それでも合コンに行きまくって救われた話」

白戸ミフル 「乳がんステージ4だった私が、それでも合コンに行きまくって救われた話」キノブックス

 現在39歳の私ですが、4年前の35歳の時、絶賛婚活中で毎日遊んで、パリピを満喫してた頃に受けた健康診断で乳がんが発覚。  以前「女子SPA!」にて、治療中でも合コンに海外旅行と楽しく過ごしていた記事をご覧いただきましたが、今回は治療中の恋愛の話です。

乳がん発覚後、フラれる

 2013年10月、乳がん発覚当時、私には付き合って数ヶ月の彼氏がいました。  彼は病気に非常に理解を示してくれ、 「僕は医者じゃないから病気は治せないけど、心の医者にはなれるから、愚痴でも何でもぶつけてね」 と、泣けるような言葉もくれた人だったのですが……。
ハロウィンパーティー

抗がん剤治療当時のウィッグをつけた筆者。ハロウィンパーティーにて

 乳がんが発覚し、ステージも4で進行している状態で、標準治療は“乳房全摘手術してから抗がん剤治療”or“抗がん剤治療を先にしてがん細胞が小さくなれば乳房温存”の2択。  乳房全摘は避けたかったので、抗がん剤治療をすぐに始めたのですが、抗がん剤が100%効く保証もなく……恐怖と悲しみで、私の情緒は不安定になっていたのです。  8つ歳下の彼の、ときに大人気ない行動・言動すべてが、鼻につき必要以上に当たり散らしてしまったのでした。デートの外食がヘルシーじゃないから怒ったり、お土産が高価なモノじゃないから怒ったり、今考えると自分でもドン引きするほどワガママでした。  それでも……、どこかで「彼が私を裏切るワケがない」「理解してくれているはず」と思っていたのですが、あっさりフラレてしまいます。  病気だからって、何でもワガママが許されるワケないのに……、完全に甘えていました。 フラれた

エリートイケメンにアプローチされるも失恋

 次に好きになった人は、パーティで知り合ったエリート!  私はエリートイケメンが大好きですが、美人でもお嬢でもないので、普段は見向きもされません(悲しい)。  ですが!  その頃の私は2~3回抗がん剤投与をしており、副作用で食欲がなくなり、元々ぽっちゃりだった体型が、痩せてバランス良くなっていたのです。  副作用で髪の毛は抜け落ちてツルッパゲでしたが、ウィッグの上に帽子をかぶれば、ほぼ気付かれませんし、気分転換にロングのウィッグをつけたり、オシャレも楽しんでいました。
誕生日

抗がん剤治療当時のウィッグをつけた筆者。バースデーを祝って

 副作用で痩せたことに加え、抗酸化作用の高い野菜中心の食事に、免疫を高めるといわれる乳酸菌も積極的に摂取していたため、便秘が解消し、肌もキレイになったりと、見た目レベルが上がっていました。  そのおかげでドストライクのエリートイケメンからアプローチされ、何度かデートしたのですが……。
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がん治療中と言えず、スキンシップを避けた結果
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