『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』より
――30代、40代に入られて、変化してきたことはありますか?
安田:私はかすみ目ですね。夕方とかツライ。
榮倉:(笑)。
――プラスの面でお願いします(笑)。
安田:僕は北海道の事務所の社長に、ずっと「今が頑張り時だよ、今が頑張り時だよ」って言われ続けてて、死ぬまで「今が頑張り時だよ」って言われるんじゃないかとドキドキしてるんです。でも、
「今が頑張り時」って言ってもらえているのを嬉しく思うようになったことが変化かな。もう頑張らなくていいよって言われたら、悲しいもん。
榮倉:私は、1日の中に予定を詰め込むのではなくて、ゆっくりする時間を大切にしたい、と思うようになりました。
安田:なんか、
おじちゃんとおばちゃんの答えみたいになってるけど(笑)。
――プラスの面をお願いします(苦笑)。
榮倉:いえ、私にとってはプラスです!
――余裕が出てきたんでしょうか。
榮倉:そうですね。余裕を作れるようになったのかもしれないです。
安田:なるほどね。前は埋めてたけど、今は埋めない選択をできるっていうね。
榮倉:はい。
――最後に、本作を楽しみにしている女子SPA!読者にひと言お願いします。
安田:結婚っていろんな形がありますから。読んでいるなかには独身の方も多いと思いますが、そんなに構えずに、
パートナーがいたら嬉しいかな、くらいの気持ちを感じてもらえたらと思います。
榮倉:普段、いろんなものに理想とか目標を立てて突き進みがちだと思うんです。私もそうでした。でも、夫婦にはいろんな形があるというのと同じように、
人は型にハマらなくていいんだと感じられる作品だと思います。凸凹のままでステキなんだと、私はこの映画で思えました。
<文・撮影/望月ふみ>
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●榮倉奈々
スタイリスト/影山蓉子(eight peace) ヘア/KENICHI for SENSE OF HUMOUR(eight peace) メイク/Sada Ito for NARS cosmetics(DONNA)
●安田顕
スタイリスト/村留利弘 (Yolken) ヘアメイク/横山雷志郎(Yolken)
(C) 2018「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」製作委員会
望月ふみ
70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。
@mochi_fumi