パート先のイビリ主婦の不倫現場を目撃。復讐のためにとった方法は…
職場での人間関係のトラブルを経験したことありますか?
豊崎ひろみさん(仮名・35歳・主婦)は、最近ゴルフ練習場で受付のアルバイトを始めました。バイト仲間は同世代の主婦が多く、いい人ばかりです。
ですが豊崎さんはスタイルもよく美人で若く見えるため、お客さんや、ボール集め・力仕事担当のバイトくん達(大学生がほとんど)、ゴルフスクールの先生達からチヤホヤされていました。それが、Nさん(32歳・主婦)の嫉妬をかってしまいます。
「笑っちゃうぐらい、あからさまに嫌われていましたね。
『なに、その服装? 若作りのつもりなの? それとも安いギャル服しか買えないの?』とか『そんなに痩せてて、大変ね。このおせんべいあげようか?(笑)』など、人の事を勝手に貧乏キャラに仕立て上げて、1ミリも面白くない嫌味ギャグみたいな事を言ってくるので…苦笑いしながら付き合うのが苦痛でした」
そんなN子さんの見た目は…。
「ギャル曽根を10キロ太らせたみたいなルックスで、手足が短くチンチクリンな体型をしていました。まぁ、それがコンプレックスなのかいつも不必要にヒールの高い靴を履いていましね」
つらく当たられた相手だけに手厳しいですね…。そんなNさんに嫌われることで仕事面でも困ったそうです。
「まだ仕事内容を把握できていないのに『とりあえずやってみないと覚えられないから、やってみろ』と電話に出させられたり、お客さんの対応をさせられていました。
Nさんは、アタフタする私の姿を見てニヤニヤして楽しんでいましたね。本当に全然仕事を教えてくれないんですよ…」
豊崎さんは、Nさんと一緒のシフトの時は気が重かったんだそう。
「Nさんの機嫌を損ねると面倒臭いので、なるべく地味な服装でほぼノーメイクのメガネ姿で行くようにして、男性が近くにくると話しかけるなオーラを出してたりして…かなり気を使っていました。ストレスが半端なかったです」
そんなある日、バイト仲間で飲み会が行われました。豊崎さんは初参加のため、緊張からあまり酔えずにいると…。
「Nさんがほろ酔いで、楽しそうにはしゃいでいたんですよ」
隣の男子大学生と妙に至近距離で話しているな、とチラ見していたら…。
「Nさんがすごく自然に男子大学生のお通しのキンピラを食べたんです。あ、これって怪しくない? とピンときて…同じ方向だからと一緒に帰る2人をこっそりつけてみたんです」
暗い路地に入っていく2人。
「そうしたら案の定、キスしたんですよ! だから私につらく当たっていたのか~! と妙に納得して笑いそうになってしまいました」
そして翌日、豊崎さんがとった行動は…。
「Nさんがよく『うちの旦那、〇〇(有名衣料メーカー)の靴下デザイナーなの』と自慢していたので、Nさんのふりをして〇〇に電話して旦那さんに繋いでもらい、『あなたの奥さん、バイト先の大学生の××くんと不倫してますよ』って言って切りました(笑)。私が受けたストレスを返してやりましたよ」
3日後、豊崎さんがバイトに行くと、もうすでにNさんと××くんはバイトをやめていました。
バイト仲間の主婦達と噂話で盛り上がっていたら…実は全員、Nさんと××くんの関係に気がついていたそうです。
<文&イラスト/鈴木詩子>
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【鈴木詩子(すずきしいこ)】
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。
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