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浮気の言い訳がアホすぎる夫たち 「ゆ、雪女がいてさ…」

女性の言い訳は周到で隙がない?

 一方、女性が浮気して夫に疑われたとき、どんな言い訳をするのだろう。ところが女性側のエピソードがほとんどないのだ。そもそも女性は疑われるような行動を取らない。そして天性として嘘がうまい。どんな女性も女優なのだ。 「たとえば夜、彼と会うとき、夕方夫に会社からメッセージを送るんです。『今日は会社の上司と取引先と急に打ち合わせ兼食事ということになった』と。うちは私の母と同居なので、母にも同じ連絡をしておく。  彼に会ってめくるめく時間を過ごし、駅で別れた瞬間、私は上司と取引先とうち合わせで食事をしてきたシミュレーションをする。。店はときどき行くあそこで、こんな雑談をした。そうすると帰って玄関を開けるときには、実際に打ち合わせで食事をしてきたような気持ちになっているんですよ」  嘘のストーリーがそのまま真実へと変化して自分の中に根づいているのだ。嘘が真実になっているから、そう簡単にボロは出ない。  ただ、不意打ちされてびっくりして慌てたという女性はいる。 「家族旅行にいって、朝、ご飯を食べているときに夫が突然、『〇〇さんって誰?』と私が当時つきあっていた人の名前を出したんです。一瞬、つまりました。思わず『なんで?』と聞こうとしたけど質問に質問で返したらもっと疑われるととっさに判断。 『最近、仕事でよく顔を合わせる外部の人だけど』と言ったら、『昨夜、寝言で名前を呼んでたよ』って。『ああ、最近、そいつとトラブってるのよ、仕事で』と平然と答えました。夫はすっかり信じたみたいで『ストレスためるなよ』って。ありがとう、やさしいねってにっこりしておきました」  とっさのことにも即対応できる。やはり女性には罪悪感がないし、天性の女優なのである。 <文/亀山早苗> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 【亀山早苗】 フリーライター。男女関係、特に不倫について20年以上取材を続け、『不倫の恋で苦しむ男たち』『夫の不倫で苦しむ妻たち』『人はなぜ不倫をするのか』『復讐手帖─愛が狂気に変わるとき─』など著書多数
亀山早苗
フリーライター。著書に『くまモン力ー人を惹きつける愛と魅力の秘密』がある。男女関係、特に不倫について20年以上取材を続け、『不倫の恋で苦しむ男たち』『夫の不倫で苦しむ妻たち』『人はなぜ不倫をするのか』『復讐手帖─愛が狂気に変わるとき─』など著書多数。Twitter:@viofatalevio
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