まずは「腹式呼吸」をしてみましょう。本来、腹式呼吸をする際は息を吸った際にお腹を膨らませて、息を吐いた際にはお腹を凹ませます。
しかし、エクササイズの呼吸では、以下のように行います。
1. はじめに息を吐いて、お腹を思い切り凹ませる
2. 次に、息を吸う際にお腹は膨らませず、凹ませた状態で空気を取り込む
3. 再度息を吐きながら、さらに強く凹ませる
これは
「ドローイン」といわれる呼吸法で、主にスポーツ選手の体幹トレーニングなどに使われる手法です。下腹部に意識を集中させながら呼吸をすることで腹圧が高まった状態になり、腹筋運動がよりスムーズに、効果的に行えます。
呼吸を使ってお腹を締める
「腹圧を高めた状態」が上手になると、「ポッコリお腹」も解消できます。おへそより下、下腹部が出てきてしまうポッコリお腹。下腹部は、起き上がり型の腹筋運動では最大限に引き締めは出来ません。
ポッコリお腹は、腹筋のインナーマッスルが弱ることで、腹筋によって収まっていたはずの内臓器が膨張してしまうことによって生じます。このインナーマッスルは、身体をダイナミックに動かす時よりも、呼吸の際に使われます。やみくもに身体を動かすよりも、
呼吸をする際に丁寧にお腹を締めることがポッコリお腹を解消する一番の近道なのです。
力づくの勢いに任せていた「もったいない腹筋運動」から脱却するべく、ぜひ腹圧にも注目してみてください!
<文/ヒラガコージ>
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【ヒラガコージ プロフィール】
柔道整復師/
パーソナルトレーナー。スポーツクラブでインストラクターとして指導をし、現在は医療国家資格である柔道整復師の知識を生かした身体機能の改善からダイエットまで幅広いクライアントを担当するフリーランスのパーソナルトレーナーとして活動中。
ヒラガコージ
柔道整復師/
パーソナルトレーナー。スポーツクラブでインストラクターとして指導をし、現在は医療国家資格である柔道整復師の知識を生かした身体機能の改善からダイエットまで幅広いクライアントを担当するフリーランスのパーソナルトレーナーとして活動中。Twitter:
@fifth_petal