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女子刑務所の仰天ライフ。殺人犯も「ちゃん付け」、入浴中にまさかの行為も

「監獄のお姫様」(TBS系/2017年)や「女囚セブン」(テレビ朝日系/2017年)、そして海外ドラマでは「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」(Netflix)、「ウェントワース女子刑務所」(Hulu)などなど、女子刑務所すなわち女子刑(ジョシケー)のドラマは国を越えて人気。

 でもその一方で、女子刑について書かれた本は意外と少ないんです。ホリエモンさんの『刑務所なう。』(文春文庫)などは「男子刑」のお話なんですね。

『女子刑務所ライフ!』 そんな中、この夏に発売された中野瑠美さんの『女子刑務所ライフ!』(イースト・プレス)は丸ごと1冊女子刑がテーマです。チョーエキ(収容者さん)の日常から男子刑との違い(けっこうあります)まで、知られざる世界が覗けますよ。

「失恋」のせいで覚醒剤に手を…


 著者の中野さんは、20代から30代の一番きれいな時期をムショで過ごしていますが、ぜんぶ覚醒剤がらみの事件でした。子どもの頃は学校の先生になりたかったという中野さんが覚醒剤にハマってしまった理由は、なんと「失恋」

 失恋は乙女の試練としても、なぜシャブ? ヤケ酒じゃなだめなの? と思ってしまうのは私だけではないでしょう。でも、「不良の町」でもある大阪で生まれ育ち、好奇心も旺盛だったことで、中野さんはどんどん深みにはまっていったのです。
 そして岩国、和歌山、また和歌山と、12年もの年月をムショで過ごす中で体験した、いろいろなエピソードをテレビなどで話すうちにネットでも話題になり、出版に至ったそうです。

女子刑では人殺しも万引き常習者も同じ部屋


 本書で初めて知りましたが、判決確定前も含めた女性の収容者は、男性のほぼ10分の1なんですね。だから男性の刑務所はたくさんあって、前科の数や懲役の長さで分かれているのですが、女性は殺人から窃盗までキホン「みんな一緒」なのだそうです。

 そして、「みんなファーストネームに『ちゃん付け』」。整形して逃亡の挙句に逮捕されたアノ人は「かずちゃん」で、大手カルト教祖妻は「○ちゃん」(自主規制)なんですと。なんかほのぼのしていますね。

 一方で、イジメもあります。「かずちゃん」のような“有名人”はみんな一目置くそうですが、一般の女子たちはちょっとしたことで壮絶なイジメにあいます。その手口ときたらワルガキそのもので、気になる方は本書でご確認ください。そういえば「かずちゃん」は獄死していますが、なんと中野さんの隣のお部屋で亡くなっていたそうです……。

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塀の中でもアレは抑えられない

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