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妻の子づくり強要にウンザリ…中折れ夫のツラい日々【男の妊活】

「男性の10人に1人は精子に問題を抱えている」「8組に1組のカップルが不妊」など不妊にまつわる情報が錯綜するなか、妊活(妊娠活動)に真っ向から取り組む男たちはいったい何に悩んでいるのか? “晩産化”時代の妊活最前線を追いかけた。

 現在妊活中の彼らは何に悩み、何を思っているのか? 日夜、子づくりに全精力を注ぐ男たちの“本音”に迫った――。

子宝絵馬に精力料理…プレッシャーで離婚危機も



<浜川 豊さん(仮名)・35歳・広告代理店>
(妊活歴6ヶ月・原因 夫の勃起不全・これまでの費用 5万円)

 3年の交際を経て結婚。新婚生活に突入するや徐々にセックスレスになり、結婚1年後には妻(現在29歳)の肌に一切触れない生活が始まったという浜川さん。

「一緒に暮らし始めるとセックスを切り出すタイミングが難しくなって。仕事で毎晩遅いので、すれ違いの生活が続きました」

 ある日、妻のほうから「30歳になる前に子供が欲しい」と突然切り出され、半強制的に妊活がスタート。

 しかし、妻との久しぶりのセックスは「中折れ」という最悪の結末を迎え、しばらく口すら利いてもらえなくなったという。

「今まで快楽目的のセックスしかしてこなかったので、子づくりとなるとどうしても萎えてしまって。妻には内緒でクリニックに行ったら、『勃起不全』だと言われ、バイアグラを処方されました」

 勃起薬を手に入れた浜川さんは、自発的に妊活を再スタート。妻に隠れてバイアグラを飲み、鬼に金棒とばかりに行為に挑んだ。

「効果は抜群でした。妻の機嫌も良くなったのですが、3か月続けても結果が出ず、また不穏な空気に。食卓には毎朝青汁が並び、くるみや松の実など“精子にいい”とされる豆類がご飯に入るようになりました。神棚には水天宮のお札や鬼子母神社のざくろの絵馬などが日に日に増えていき、一時は勃起薬を飲んでも中折れしてしまうほど精神的に追い詰められていきましたね」

 2人の間にケンカが絶えなくなり、何度も離婚届を突き付けられたという浜川さん。

「彼女の気持ちもわからなくはないんです。同級生のフェイスブックを見ると子供の写真をアップしていたり、親から『孫の顔が見たい』と言われたり。僕以上にプレッシャーを受けているのかもしれません。

 彼女は検査して異常がなかったので、常に僕を疑いの目で見てますし。バイアグラを飲んでセックスをし続けるのも正直つらいので、彼女にすべてを打ち明けようかと真剣に悩んでいます。このままだとお互いノイローゼになりそうですから」

<PHOTO/wavebreakmedia / PIXTA>

― [男の妊活]シリアス白書【3】 ―




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