“ハデおばさん”になってない?花柄・ハデ色の選び方ルール
こんにちは! ファッションライターのおざきゆかです。暑い季節って、派手な色や柄ものを着たくなりますよね。
若い頃なら勢いで着られた派手アイテム。歳をとってから着ると「あれ、なんか似合わない…」と違和感を感じることも。年齢を経ると似合う色や柄も変わってきます。20代の頃の感覚で好みのものをそのまま身につけてしまうと、派手さだけがひとり歩きして「無理している感」が生まれてしまいます。
味方につければ「華やかさ」を演出してくれる派手アイテム。どうすれば味方につけられるのか、実例とともに解説していきます。
(画像、価格はWEARより。2018年8月14日時点、税込)
派手な色も柄も、まずは顔から遠いところに置く、というのが絶対的なルールです。
明るいピンクをトップスにもってくれば、顔が華やかに映ると思われるかもしれませんが、実際はその逆。
30~40代のくすんだ肌色は、色みにもよりますが、ピンクと対比することで余計に暗く沈んで見えてしまうことも。
幸い、今はカラーボトムがトレンドなので、ビビッドな色みを取り入れたい場合は積極的にボトムで取り入れていきましょう。
夏といえば欠かせないのが花柄。今年もいろいろな種類のフラワープリントがリリースされていますが、30~40代が花柄を選ぶときのポイントは「キリッとしたものを選ぶこと」の1点に尽きます。
ベースとなるカラーはモノトーン、ネイビー、パープルなど濃い色。柄も小花柄よりは大柄で、「可愛らしい」よりは「きれい」なイメージのものを。
逆に、少女っぽいパステル系、ベージュ系、小花柄などの「ふわっとしたもの」は、少女っぽさが即おばさんっぽさに変化してしまうので、大人の女性は避けたほうが無難です。
こちらのコーデのように、流行りのワントーンコーデでまとめるのもおすすめ。この場合も、トップスよりもボトムスを派手にするのが正解です。
昨年から引き続き花柄のガウンが流行っていますが、こちらもベースを暗めの色合いにすると落ち着いた印象にまとまります。
また、顔から近いところに花柄があると、派手さが際立ってしまったり、ごちゃごちゃとうるさい印象になってしまったりすることも。
それを避けるためにおすすめなのは、このように前開き+白のインナーを合わせて抜け感を出す方法。
襟元がすっきりして見えるだけでだいぶ印象が変わります。
前を開けつつベルトを巻くテクも、だらしない印象を避けつつスタイルUPを狙えるので、30~40代はぜひ取り入れてみたいですね。
花柄の後に狙いたい派手柄といえばレオパード。例年、秋になるとファーやベロアなどの素材で登場するのが常ですが、今年はすでに薄手の素材のヒョウ柄アイテムが続々とリリースされています。
30~40代がヒョウ柄を着るときは「カジュアルダウンすること」が絶対ルール。かしこまって着てしまうと本気すぎておばさん度が上がってしまうので、足元はスニーカーやスポーツサンダルを合わせて、カジュアルに落とし込んで着てみてください。
いくつかのルールを守れば簡単に着こなせる派手アイテム。上手に取り入れて、大人らしく洗練された華やかさを目指しましょう。
<文/おざきゆか>
【おざきゆか】
女性誌やWebを中心に活躍するライター。プチプラファッションやスタイルUPテクニックが得意。Instagram @ yukamorocha