SNSに他人の子を無断でのせる親たち。運動会の写真から個人情報が…
SNSの無断掲載は、対策のしようがない?
しかし、考えてみてください。例えば、運動会という行事には、違う学年の親もいますし、親族や友達、さらには近くの住民も見学に来ます。そんな中、誰かがSNSに掲載をしてしまったら対処のしようがないのも現実です。
SNSの発達でとても便利になった一方、写真を掲載することの危険性を、今一度立ち止まって考えることが大切だと思います。
出会い系サイト規制法改正(平成20年)に伴い、出会い系サイトに起因する犯罪被害児童は年々減少しており、平成28年度の被害は過去最少でした。しかし、その反面SNSによる被害児童が急増しているのが現状です。統計的に半分以上が高校生ですが、親がしっかりとSNSの危険性を知ること、それを子どもたちに教育することで予防できることも多くあるのです。
<文/久原健司>
【久原健司】
1978年生まれ。ITの人材派遣会社やソフトウェア開発会社を経て、2007年に株式会社プロイノベーションを設立。現在は、一般社団法人日本情報技術振興協会(JAPRO)認定講師として企業研修を行ったり、日本一背の高いITジャーナリストとしてwebメディアでも活躍している。 1
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