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織田裕二の渋さが爆発する『SUITS』。中島裕翔演じる“天才”にピンチが…

 エリート敏腕弁護士の甲斐正午(織田裕二)と天才的な記憶力を持つ、新人弁護士の鈴木大輔(中島裕翔)が繰り広げるリーガルドラマ『SUITS/スーツ』(フジテレビ系、月曜夜9時~)。  全米大ヒット・ドラマ『SUITS』の日本版である本作も、いよいよ7話を終えてクライマックスに近づいてきました。

竹中直人と織田裕二、大口クライアント案件で対決!

「超緊急事態発生!! 敵は史上最強の弁護士」というタイトルの元、先週は7話が放送されました。  7話は、甲斐が大口のクライアントである、「桜庭リゾート&ホテル」の社長・桜庭庸司(髙橋洋)に会いに行くところから話が始まります。  桜庭はその経営戦略が見事にあたり、国内に所有するホテルのうち4箇所が、近いうちに五つ星評価を獲得することが決まっていました。そんな桜庭に世界的に有名なホテルグループ「KJO」社長のジーン・クライン(クリス・バテン)から合併の提案をされます。  合併交渉を進めるにあたり、KJOの代理人弁護士として、大手ファーム「弁護士法人セイント」の代表・聖澤敬一郎(竹中直人)が甲斐の前に現れるのでした。
 冒頭は、この合併交渉のシーンからはじまるのですが、いつもスーツにネクタイをビシッと決めている甲斐がノーネクタイで登場しています。普段との姿にギャップがあるからなのか、少し開いた首元と織田裕二の渋い表情がなんとも言えずセクシーでした。

中島裕翔の演じる「新人弁護士」に訪れるピンチ

 一方で甲斐と大輔が勤めている「幸村・上杉法律事務所」では、新人弁護士の採用面接が行われていました。そこで大輔は、過去に自分が替え玉受験をして、司法試験に合格させてあげた女性・町田日向子(石橋静河)と遭遇します。過去にさまざまな業種の替え玉受験で生活費を稼いでいた大輔は、日向子が事務所のパラリーガル・聖澤真琴(新木優子)の大親友であることを知って焦ります。  自身も弁護士資格を持たず経歴詐称をしている大輔は「自分の過去がバレてしまうのではないか」と甲斐に相談をしますが、甲斐は「替え玉で弁護士になりました、ってわざわざ報告する奴がいるか?」と大輔の相談を一蹴、大輔も一度は安心するのでした。  ところが日向子は、弁護士事務所から内定をもらえず、悩んだ挙句に「自分は弁護士になる資格なんかない」と親友の真琴に替え玉受験の過去を打ち明けてしまうのでした。  真琴は試験に弱く、実力はあるものの試験本番で力を発揮できずに司法試験に落ち続けていました。真琴は替え玉の相手が大輔とは知らず、日向子経由で大輔に替え玉受験を依頼するのでした。

本当に「天才」なの? ワキが甘すぎる大輔にハラハラ

 7話まできましたが、「驚異的な記憶力を持つが弁護士資格を持たない」大輔は毎回、自分の過去がバレるんじゃないかとハラハラしています。しかし、一視聴者としては大輔の脇の甘さに毎度ハラハラさせられています。  まず、替え玉受験や運び屋などの犯罪に手を染めるきっかけになった、悪友の妹・谷元砂里(今田美桜)に、2話でいとも簡単に自身の経歴詐称を告白しています。
 さらに、過去を断ち切ったはずなのに、携帯の番号を変えないせいで、悪友からはもちろん、今回も過去の替え玉受験の依頼主から電話がかかってくるという始末。しかも、この話も砂里に「いや、困ったよ~」と自宅で食事をしながら相談してしまうし、脇が甘すぎます。  そして、一番気になるポイントとしては、大輔は毎回自宅で砂里が作ったと思われる手料理を当然のように食べており、「なんなの? もう、付き合ってるの」と思ってしまいます。自身の祖母のお世話もさせて、身の回りのことも当然のようにさせている大輔に、もやもやが募ります。  食卓には料理と一緒に、必ずお酒が用意されており、無駄に所帯染みているのも気になるポイントです。  ちなみに、アメリカ版では砂里の役どころが「妹」ではなく、悪友の「彼女」という設定になっており、その三角関係に毎回ドキドキさせられて切ない気持ちになりました。  日本版では切ないというよりも、「もっとしっかりしてよ大輔!」と思わず叫びそうになります。
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最後は必ず、win-win以上の関係になって大勝利
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