Gourmet
News

ロメインレタスでO157が流行中。アメリカの一部でシーザーサラダが禁止に

 アメリカで今、シーザーサラダやサンドイッチを食べられない地域があるんです。その理由は、ロメインレタスによる食中毒の発生。腸管出血性大腸菌O157の感染で、アメリカの19の州で52人が、さらにカナダでも27人が食中毒になっているんです(※1)。
シーザーサラダ

※写真はイメージです

 このため、米疾病対策センターではロメインレタスの販売禁止と廃棄を促し、スーパーの野菜売場からはロメインレタスが消え、レストランでもロメインレタスを使ったメニューであるシーザーサラダが注文できない事態に陥っています。

ロメインレタスの食中毒はたびたび発生、死者も…!

 実はこのロメインレタスによるアメリカでの食中毒は今回が初めてのことではなく、過去にもたびたび起きているんです。昨年に一度、そして今年もすでに2度起きており、今年の春に起きたものは210人が発症、5人が亡くなり、過去に例のない最悪の事態となりました。  現在アメリカで起きているロメインレタスの食中毒は、O157の感染が疑われる産地がカリフォルニアと判明。カリフォルニア以外の地域で収穫されたロメインレタスについては、安全に食べられると米食品医薬品局が発表しています。  でも、こう何度も発生するとなると、産地がどこだろうと心配せずにはいられないですよね……。

キュウリや白菜も。生野菜にも注意が必要

キュウリや白菜も。生野菜にも注意が必要 レタスのような生野菜は食中毒が発生しやすい食材のひとつ。日本でも、冷しキュウリで患者数501人を出す大型食中毒事件が起きたり、白菜の漬物で食中毒が起きた例が過去にあります(※2)。  葉物野菜なら葉を一枚一枚きちんと水洗いすること、新鮮な野菜を購入すること、包丁やまな板、付近などは清潔なものを使うことといった、最低限の注意はやはり忘れないようにしましょう。  冬場でも注意しておきたい食中毒。飲み食いの機会が多い今時期は特にご注意ください。 【参考】 ※1 12月11日発表のコンシューマーレポートより ※2 『食糧 = Food science and technology : その科学と技術』より <文/佐藤まきこ> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
佐藤まきこ
女性誌のエディターやファッションビルの広告・プロモーションのプランナー、コピーライターとして長年経験を積み、フリーランスのエディター・ライターへ。ハワイ在住。Instagram:@hawaii_milestone
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ