ユニクロUに見る、2019春夏トレンド3ケ条/バイヤーMB
ファッションバイヤーのMBです。
2019年となりました、今年の春夏のトレンドが気になっている方も多いでしょう。今回はトレンドを3つだけ紹介。柄・シルエット・色の3軸から解説していきます。
この春夏どのブランドもタイダイ柄や花柄などの「インパクト柄」が大量に増えています。シンプル志向のファッションが落ち着いた反動として柄物が増えているのが昨今。またインスタグラムの普及などから「地味で見栄えのしない無地シンプルデザイン」よりも「派手で写真映えする柄物のデザイン服」が好まれている背景もあります。
コレクションでは総柄のセットアップだったり、総柄のバッグなどデザインフルなアイテムを集積したスタイルが目立ちますが・・・無論現実でコレをしては職質モノ、過剰に取り入れる必要はありません。昨年一昨年まではシンプル志向のトレンドだっただけに今年は「一点柄モノ」を取り入れるだけでも十分トレンドライクな着こなしになります。GUCCIのコレクションなど危険ドラッグでもやってるんじゃないかと突っ込みたくなるほどサイケデリックな着こなしが目立ちますが、リアルクローズとは分けて考えましょう。一点取り入れれば十分です。
また画像はこの春ユニクロで展開される「ユニクロU」ラインのもの(ドローストリングプリントワンピース ¥3,990+消費税)。派手柄のセットアップやワンピースなどが展開されています。手頃な価格で取り入れるならこの辺を狙っても良いでしょう。
シルエットはこの春夏もまだまだビッグシルエットが継続中。通販での購買が年々増えているファッション業界、フリーサイズが多く「通販でサイズを悩まなくていい」ビッグシルエットの需要は大きい。いつまでもビッグシルエットのトレンドが消えない理由は実はオフラインからオンラインになった購買行動の変化にも理由があるわけです。
とはいえワイドパンツにボリュームスリーブなど上下ともユルユルでは野暮ったく見えてしまう時も、そこで今年は体型を綺麗に見せるシルエットが好まれています。ワイドパンツはハイウエストが大量増殖、太めの野暮ったいシルエットでも脚長に見えるように設計されています。また例年に比べ今年はショートパンツもかなり多め、ボリュームトップスなどに合わせてすっきりと綺麗に見えるように短丈のコンパクトなショートパンツが目立ちます。
毎年同じように続くビッグサイズですが今年はより「メリハリ」や「体型美」を意識したものが目立ちそう。
トレンド1.インパクト柄
トレンド2.メリハリのあるビッグシルエット
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