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“危険な女”との不倫にハマった夫。「死んでやる」と脅されて…妻はどうする?

「同性から見て『チッ』と舌打ちしたくなるような女性に、男は心奪われる。そんな傾向は昔からあります」と語るのは、不倫事情を長年取材し著書多数のライター・亀山早苗さん。
危険な女性

写真はイメージです(以下同じ)

 それを改めて感じたというのが、ミサさん(42歳)。結婚して12年、10歳のひとり息子もいるこの夫婦に起こった「とんでもないこと」とは……。(以下、亀山さんの寄稿)

ジョギングに行くと言ったまま行方不明になった夫

 元日の昼過ぎだった。ジョギングに行くと言ったまま、夫が帰ってこなくなった。2日の夜、心配になったミサさんは心配して警察に届を出し、友人知人にメールや電話をしまくった。 「もともと私たちは大学で同期だったんです。卒業後は会っていなかったけど30歳を目前にして再会、そのまますぐに同棲して結婚しました。ベースが恋愛というよりは友だちで、結婚後もずっと友だち夫婦でしたね。子どもが小さいときは時間のやりくりに苦労したけど、協力してやってきたという自負はあります」  仲良し家族だと思っていた。信じていた、とミサさんは口調を強める。だから夫がいなくなったのは、事故か事件に巻き込まれたのではないかと心配だった。 ジョギング その一方で、本当は「暗い予感」もあったという。 「なんとなくこの数ヶ月、夫の様子がおかしかったんですよね。ときどきぼーっとしたり、深夜目覚めると夫が隣にいなくて、探すとリビングで携帯を見つめていたり。そこで問いつめたほうがよかったのかもしれないけど、それができなかった」 「暗い予感」は当たるものなのかもしれない。

夫が泣きながら語った、不倫の事実

 3日の深夜、夫はこっそりと帰ってきた。ミサさんは夫の憔悴(しょうすい)しきった様子に、どう声をかけたらいいかわからなかったという。 「それでも何があったのかは話してもらわないと。息子の前では元気を装っていた夫ですが、深夜、ふたりきりになると頭を抱えて泣き出しました。それを見ていたら、だんだん腹が立ってきたけど、まずは話を聞いてみよう、と」 不倫に悩んでいた夫 夫の言い分はこうだ。やはり3ヶ月ほど前から、仕事を通じて知り合った20代半ばの女性と関係をもっていた。久々にモテたものだから、「妻とはうまくいっていない」などとベッドの中でささやいたこともあるらしい。彼女は本気になった。年末が近づくと、「今年中に離婚して」と迫るようになっていたという。夫は彼女の扱いに困った。 「クリスマス連休はうちで過ごしていましたが、25日当日は確かに帰宅が遅かった。彼女のアパートにいたそうです。ひきとめられたけど外泊はせずに帰ってきた。それが彼女の怒りに火をつけたんでしょうか」
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正月早々「死んでやる」と脅されて
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