米国のファッショニスタの心を掴んでいるもう一つの理由は、海外デザイナーとのコラボレーションアイテムです(もちろん日本でも同じですが)。この10年の間に、ドイツ人デザイナーのジル・サンダーと共に展開した「+J」、パリのブランド「ルメール」とのコラボ、他にもアレキサンダー・ワンやフィリップ・リムなどの米国デザイナーとのコラボアイテムが次々と展開されました。
ちなみにアレキサンダー・ワンとは去年の11月に2回目のコラボとして「ヒートテック」シリーズの6型を展開していますね。
また、2017年にLAにオープンしたユニクロのデニムショップもにぎわっています。ここ10年ほど、ファッション界ではデニムブームでもあります。カリフォルニアはリーバイスはじめデニムブランドが多く、特にLAには昔ながらのデニムファクトリーも多いことから、デニムマニアが集まる場所でもあります。
そういったこともありユニクロのデニムショップも多くのデニムマニアの目に触れたのでしょう。
(2016年、ユニクロはLAにジーンスの研究開発施設「JEANS INNOVATION CENTER」を開設)
現在ユニクロでは、プラスチックバックがレジ袋に使われていますが、2019年1月、世界2000店舗で使うレジ袋や商品の包装材を全面刷新すると発表しました。脱プラスチックを進めるために、紙や生分解性プラスチックなどに置き換えできるか検討するそうです。
ちなみに、H&Mは既に紙袋に切り替えて有料化し、ZARAや無印良品も順次紙袋にしていくとのこと。
特に、北米ではこのようなエコフレンドリーな企業は一般的に評価され、さらなる顧客層を獲得することに繋がるのではないでしょうか。
<文/高橋百々>