ANIPANSシリーズの魅力は、なんといってもゆるくて、ムダに笑っていないけど癒されるキャラクターの存在。みんなころんとしていて、かわいいのです。
彼らの愛すべきコンプレックスとは何か、調べてみました。キャラクターごとに解説しますね。

ジョージぱん(画像左上)ココパン(画像右下)ダダぱん(画像右上)うさやんぱん(画像中央)なっちゃうぱん(画像左下)
●ジョージぱん
本当は心のやさしい男の子なのに、眉毛のあがったその顔のせいで損をしてしまう日々。怒っていないのに怒っていると勘違いされてしまうキャラクターです。口癖は「なんかいいことないかな」で、夢はなんと「さがりまゆげ」……。なんともシュールです。
●ココパン
あまのじゃくな性格。いつも強がって平気なフリをしてしまうけど、本当は寂しがり屋の男の子。口癖は「はーい」。あんぱんのゴマをのせる仕事をするのが夢なんだとか。
●ダダぱん
何か頭にのっていますが、詳細は不明です。気をつかいすぎてしまうタイプの男の子。すぐに不安になって、いつも空回りしてしまいます。口癖は「どうしようぅぅぅ」。夢は、楽天的になって自分勝手に生きることらしいですよ。がんばってください!
●うさやんぱん
見た目は、ほんわかか弱い系ですが、実は根性のある女の子。でもマイナス思考になりやすく、すぐに病みワールドにおちいってしまうのだとか。口癖は「私なんて……」。夢はファンシーな絵本作家。
●なっちゃうぱん
丸っこくもふもふなので、愛されキャラかと思いきや、実はわがまま暴君ベイビー。自分の感情にまっすぐ過ぎる赤ちゃんで、お得意のわがままで周りをふり回します。口癖は「やだやだ!」ですが、夢はのんびり「ハワイで自由気ままなスローライフ」なのだそうです。
「(私にも)そういうところ、あるある」「こんな子いるよね!」と共感した方も、多いのでは? 彼らはみんな人間のようなダメな部分をたくさん持ったキャラクター。だから「愛すべきコンプレックス」を抱える、「共感系ゆるきゅんキャラ」なんですね。
やたらと笑っていない訳も、何となく私たちと似ていて共感を生むのかも。私たちも四六時中、笑っている訳ではないですもんね(そうありたいですが)。だからこそ、むやみに笑っていないけれど存在に癒されるキャラ、というのに惹かれるのかもしれません。
お店に好きなキャラクターがあると「新製品入っていないかな」と、足を向けたくなる人も少なくないのでは。そういうアイテムが増えると、日々の楽しさが増してきそうです。
ANIPANSシリーズの今後の展開はどうなるのでしょうか、楽しみです。
<文&写真(記載があるもの以外)/夏花くまこ>