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デジタル写真からパスワードまで。面倒な整理をラクラク完了するコツ

3.「思い出の品」の整理(所要60分)

 思い出の品の整理などというと、なんだか終活っぽいですが、とかく住宅事情に恵まれていない日本、センチメンタルに浸っている場合でもないのです。フリマアプリで売る、潔く破棄する、今まではこのふたつが主流でしたが、次なる方法は保管。本書が薦めているのが「ミニクラ」というサービスで、「誰もが箱単位で倉庫を持てるクラウドストレージ」。なんと200円から活用できちゃうのです。 思い出の品1 ミニクラの箱を注文する(頼むと数日で届きます) 2 入庫日を決める(宅配の人を呼ぶ日ですね) 3 一気に箱に残したいもの30点を選んで詰める  60分もあれば思い出もスッキリ片付くそうですが、思い出というのは心も含まれます。心が入っている品は、ふと見つめたくなりませんか。そんなあなたのために、ミニクラにはログインするだけで写真として眺めることができる「MONO」というサービスもあるのだそうです。さみしくなったらいつでも、スマホやパソコンで思い出に浸れます。 =============  本書に載っているのは、デスク、サイフ、チラシの整理から、頭の中の整理まで、実に多種多様。いかに無駄をはぶいて風通しよく過ごすかを第一に考えられています。ちょっと厳しいけれど、やってしまえばやみつきになりそうな、徹底した合理性にそそられました。 ―小説家・森美樹のブックレビュー― <文/森美樹> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
森美樹
1970年生まれ。少女小説を7冊刊行したのち休筆。2013年、「朝凪」(改題「まばたきがスイッチ」)で第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)、『母親病』(新潮社)、『神様たち』(光文社)を上梓。Twitter:@morimikixxx
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