稲垣吾郎が父親役に。もし娘がいたら「全財産を注ぎ込みます(笑)」
――SNSを始められたりも。
稲垣「そうですね。SNSを始めたことによって、ファンの方、ひとりひとりの環境であったり、思っていることを覗けるようになった感覚があります。ファンという漠然としたものだったのが、個人として感じられる。同世代の人には、今、こんな人生があって、結婚して母になって、こういう生活があるんだなと気づいたり。とにかくすべてが新鮮で、赤ん坊のような気分です」

――紘も夫であり、父親です。ご自身が夫や父親だったらと考えることはありますか?
稲垣「思いを馳せることはありますよ。自分がもし結婚していて、紘のように中学生くらいの子どもがいたらどうだろうとか。可愛いんだろうなとか。漠然と思うことはありますね」
――もしお子さんがいたら、過保護になりそうですか?
稲垣「女の子だったら過保護になりすぎて、男の子だったら無関心になると思います」
――では今回の役柄のような息子との距離感は、なんとなく分かります?
稲垣「分かりますよ。男同士だとどうしても照れとか恥ずかしさがあると思う。僕も父親といまだにそういう感じがあるし。愛情表現とか、難しいですよね。でも女の子だったら過保護になる。たぶん全財産を注ぎ込むんじゃないかな。なんでも買ってあげる、最低な父親になると思いますよ(笑)」
(C) 2018「半世界」FILM PARTNERS
<文・写真/望月ふみ>

自分が父親になったら…
望月ふみ
70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。@mochi_fumi
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『半世界』は全国公開中 配給:キノフィルムズ オフィシャルサイト



