安さで話題のセルフエステ。マシンを使って自分で施術にトライしてみた
みなさんは、エステに何を求めますか?
癒やし? 痩身効果? アンチエイジング? セレブ感??
なんとなく今までのエステって、これらすべてが求められていたように思います。癒やされながら効果も得たい! みたいな。
ところがこのたび、癒やしやセレブ感といった「雰囲気」をすべて取っ払い、実利のみにフィーチャーしたエステがブームの兆しなんです。
それは、マシンを使って自分でやるセルフエステです。しかも定額制。
洋服レンタルも雑誌も音楽も「定額制(サブスプリクション)」が増えてきましたが、なんとエステまで!
運営会社もいろいろで、
・ボディアーキ(渋谷桜丘、表参道)
・エスプラ(上野)
・Selfe(池袋)
・じぶんdeエステ(新宿、上野、渋谷、池袋、横浜、大宮、名古屋、難波)
と、続々登場しています。
というわけで、試しに「じぶんdeエステ」渋谷店に行ってみました。
ビルの一角にある店舗には、カラオケボックス以上にずらりと個室が並んでいます。個室のカーテンを開けると電話ボックス2つ分くらいのスペースに、最新機器がどーんと入ってます。次々と会員が受付にカードをかざして入っていきますが、部屋数がとにかく多いので満室にはなっていなかったです。
ここで制限時間内、好きに機器を使えるわけですね。
料金は、通い放題・月額5980円で1日45分から。やっす!
マシンの種類は、キャビテーション、RF、吸引、ラジオ波、低周波など、6種類ある機器から選ぶんですが、ゴージャスすぎてまったく何を選んだらいいのか分かりませんでした。すべて通常のエステや美容クリニックと同じものなのだとか。それを自分で使うから、安くすむんですね。
機器の使い方の説明をスタッフから受け、ガイドの映像を見ながら操作するんですが、最初はかなり分かりづらかったです。ひとつの機器で、顔もボディもできる上、時間配分も自分の思いのまま。
その代わり、「癒やし」感はゼロです、ゼロ。
個室についている大きな鏡の前で、だらしないボディをさらしてせっせと機器を脂肪にこすりつけているさまを見続けなければいけません。なんの修行ですか。
しかしこの修行があるからこそ「美しくなりたい」というモチベーションを保てるのかもしれません。こんなたるんだ身体を人様にお見せしたくはないですよ!
それにしても月額5980円で通い放題って、エステ1回分より安そうです。
今日はキャビテーション、明日はRFなど、気になる機器を次々試すこともできちゃいます。
プロのスタッフがつかないからこそ、この値段でサービスが提供できるのですね。エステに癒やしやゴージャス感を求めず、ひたすら結果にコミットしたいなら、個人的には定額制エステはおすすめだと思いました。
<文/和久井香菜子>
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定額制セルフエステが増えている
カラオケボックスのような個室にマシンが
癒し感はゼロだけど、月5980円で通い放題なら…
和久井香菜子
ライター・編集、少女マンガ研究家。『少女マンガで読み解く 乙女心のツボ』(カンゼン)が好評発売中。英語テキストやテニス雑誌、ビジネス本まで幅広いジャンルで書き散らす。視覚障害者によるテープ起こし事業「合同会社ブラインドライターズ」代表