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年収4億のセレブ猫、専属メイドとボディーガードまで。一体何者?

 昨日2月22日はにゃん・にゃん・にゃんで「猫の日」。「猫と一緒に暮らせる幸せに感謝し、猫とともにこの喜びをかみしめる記念日を」という趣旨で制定されたこの日、猫にまつわるイベントやキャンペーンが日本各地で開催された。  そんな中、あるネコが世界の注目を浴びている。
 この白くふわふわとした毛並みの雌猫の名前はシュペット。専属ボディーガードとメイドが付き、高級な銀の皿で食事し、旅行するときはファーストクラスという、リッチな生活を送る「セレブ猫」だ。  猫ながら自分専用のiPadを持つシュペットは、SNSでは「インフルエンサー」として知られ、絶大な人気を誇る。また、ファッション界でもカルト的人気を誇り、ドイツの自動車メーカーや日本の化粧品「シュウウエムラ」の広告に起用され、この2つの仕事で300万ユーロ(約4億円)の年収を手にしたこともあったそうだ。
 それにしても、たった2つの仕事で約4億円稼ぐというスーパーモデルも顔負けの猫だが、飼い主は一体どんな人なのだろうか?

「結婚したい」ほど溺愛したモード界のレジェンド

 シュペットの飼い主は、19日(火)に85歳で他界したモードの「皇帝」カール・ラガーフェルド。カールは2011年、モデルのバティスト・ジャビコーニから旅行中面倒を見て欲しいと頼まれて預かったものの、すっかり彼になつき、その後自身のペットとして引き取ったのだという。
カール・ラガーフェルド、シュペット

カール・ラガーフェルドが溺愛していた猫のシュペット

「できることなら結婚したい」というほどシュペットを溺愛していたカールは昨年、彼の巨額の財産を愛猫に相続することに関し「ヌメロ誌」にこう話していた。 「相続人の一人です。皆に行き渡るだけの額はありますよ。彼女にも、ちょっとした額の財産を残してます。彼女も相続人です」  そしてカールが死去した現在、1億5000万ポンド(約220億円)の遺産を、シュペットが全額相続する可能性も出てきているという。カールの出身国ドイツの法律では、財団などを通して「法定相続人」として指名されている限り、猫でも遺産の全額を受け取る可能性もあると「仏ル・フィガロ紙」は報じている。
 生前カールは自身の最後については明確な指示を出していた。死亡後に公開された、昨年4月に行われたインタビューの中でカールはこう話している。 「埋葬はしません。火葬の後、僕の遺灰は母の遺灰と共に散灰するよう頼んでいます。もし、シュペットが私の前に亡くなれば彼女もです」  亡くなった後に共に散灰してほしいとは、シュペットへの愛情の深さがうかがえる。  カール死去後、多くの人々からの励ましに感謝しているとインスタグラムに投稿したシュペット。今はカールの死に胸を痛めており、「喪に服したい」としている。
 自分にもしものことがあっても、シュペットには慣れ親しんだ生活を続けられるように手配をしたと話していたというカール。 「カール亡きあと、シュペットはどうなるの?」と心配する声が世界中で上がっていたというが、これなら今後も慣れ親しんだ生活が続けられそうで一安心だ。 <文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>
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