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別れ際に男性を傷つけたくなる女心とは?「浮気してた」とウソまでついて…

「私から去ろうとする人に、ダメージを与えたい」

 そう言うのはレイカさん(36歳)だ。相手に別の女性ができたなら、別れを言われる前に言ったほうが「勝ち」だと考えるのだそう。 「あなたの浮気を私はわかっていたけど、私の浮気は見抜けなかったでしょと言外に伝えたい。私から去ろうとする人に、少しでもダメージを与えたいという気持ちもありますね。見栄かもしれないけど、最後くらい見栄を張らないと落ち込むだけだから別れ際の意地 過去、もっとひどいことも言ったことがあるとレイカさんは苦笑した。 「2年同棲していた彼がいたんです。どうやら他に好きな人ができたようだと思ったとき、別れようと言いました。彼、その好きな人の部屋に転がり込むつもりだったらしく、引っ越し準備をしていたんです。そのときなにげなく、『私、あなたとは一度も感じたことがないんだよね、悪いけど』とつぶやいた。彼、ものすごくショックだったようです」  もちろん、それは嘘なんだけどと彼女は複雑な表情を浮かべる。今となってはなぜそんなことを言ったのか不思議でもあるそうだ。そのときはただ、相手に致命傷を与えてやりたかった。  自分から別れを言い、なおかつ相手に致命傷を与える。それはある意味で自分の心を必要以上に落ち込ませないための自衛策なのかもしれない。 <文/亀山早苗> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
亀山早苗
フリーライター。著書に『くまモン力ー人を惹きつける愛と魅力の秘密』がある。男女関係、特に不倫について20年以上取材を続け、『不倫の恋で苦しむ男たち』『夫の不倫で苦しむ妻たち』『人はなぜ不倫をするのか』『復讐手帖─愛が狂気に変わるとき─』など著書多数。Twitter:@viofatalevio
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