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別れ際に男性を傷つけたくなる女心とは?「浮気してた」とウソまでついて…

 ドラマ『後妻業』(フジテレビ系、火曜夜9時~)が、いよいよ今夜最終回を迎えます。木村佳乃演じる悪女の運命は…? 話題のドラマを、不倫事情や男女関係について長年取材し著書多数のライター・亀山早苗さんが、リアルな女性たちの事例とともにレポートします。(以下、亀山さんの寄稿)

『後妻業』に見るオンナの意地と見栄

 1月から始まったドラマ『後妻業』。映画版と違って、登場人物個人のトラウマや孤独などが徐々に見えてきた作品となったが、中でも興味深かったのは、第8回のヒロイン小夜子(木村佳乃)と、その天敵である朋美(木村多江)である。  小夜子はナイスミドルの舟山(中条きよし)が詐欺師と知らずに惚れてしまい、あげく殴られてひどい目にあう。後妻業のバディである柏木(高橋克典)は駆けつけて慰めてはくれるが、小夜子の心の奥深いところでの孤独は満たされない。それでも意地を張り続けるしかないのが小夜子というオンナだ  一方、小夜子の悪事を暴こうと必死になっている朋美は、公私ともにパートナーだった司郎(長谷川朝晴)を若い女性に奪われた。今後は仕事も別々にしよう、共同名義で購入したマンションもあげるからと言われた朋美は、「もらう権利があるのかな」とつぶやく。怪訝(けげん)な顔をする司郎に、「私も浮気してたんだ」とあっさり語る朋美。こういうとき、女性は「自分は捨てられるわけではない」と見栄を張りたくなるのだろうか。  確かに朋美は酔いつぶれて、柏木とホテルへ行った。だが、柏木は小夜子に何もしていないと告げている。朋美は、小夜子の悪事を暴くために大学時代の先輩で探偵業を営む本多(伊原剛志)と寝てしまったが、本多はその後、二人きりで会うのを拒否している。それは小夜子たちを探っている関係上、会えないということなのだが、オンナとしての朋美は職務を超えても求めてほしかったのかもしれない  実際に朋美の「オンナとして」の部分は満たされていないのだ。にもかかわらず、司郎に対しては勝ち誇ったように、「司郎ちゃんの知らない男もいるんだよ、私の周りには」と言ってしまう。自分だってモテるのだ、あなたに去られても平気、もともと浮気していたのは私も同じだからね。そんなオンナの見栄が見え隠れする。  実際、別れ際に大人の女たちはどういう対応をするものなのだろうか。

「雰囲気を察したら、自分から別れを告げる」

 恋愛関係において、「彼が別れたがっている」「このまま続けても彼の気持ちは離れるばかり」だと察することがある。そんなときはいち早く、自分から別れを告げるというのは、エミさん(38歳)だ。
別れ

写真はイメージです(以下同じ)

「1年ほど前に別れたんですが、そのときも私から言いました。彼が約束を守らなくなったり、心ここにあらずみたいな状態が続いたので、他に好きな子ができたなとわかったんです。彼は5歳年下だったし、いずれそんなこともあるだろうと思っていたので、いきなり別れようと言いました。  彼は一瞬、黙ったけど『わかった』って。ちょうどいい時期に言われてうれしかったんじゃないでしょうか。せめて『どうして?』というひと言はほしかったけど、それ以上言ったらオンナを下げる。だからそのまま去りました」  本当は悔しかったし、一度はひきとめてほしかった。それでも「自分から別れの言葉を言った」ことで、エミさんのプライドは保たれたという。
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「私から去ろうとする人に、ダメージを与えたい」
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