公園デビューに失敗した新米ママ。もっと怖かった場所は…?
新しい世界に飛び込むことは、ワクワクする反面、失敗もつきものですよね。今回お話を聞いたのは、2歳の娘さんを育てている、弥生さん(29歳)。弥生さんは娘さんが1歳になるかならないかのころ、「公園デビュー」でしくじってしまったといいます。
「それまでも、天気のいい日はベビーカーに娘を乗せてお散歩に出ていたのですが、遊具などで遊ばせるという目的で公園に連れて行ったのは、その日が初めてでした。いわゆる公園デビューです」
産後は人と接することもなく、おしゃれもほとんどあきらめていた弥生さんは「公園デビュー」という言葉に胸が高鳴っていたそうです。
「ママ友という存在にも憧れたし、おしゃれをして娘と遊ぶというのも楽しみでした。気合いを入れて公園デビュー用に新しい服も買ったんです」
洋服を新調するとは、かなりの気の入れようです。結果、弥生さんの公園デビューはうまくいったのでしょうか。
寒い時期だったこともあり、大きな公園にも関わらず、来ていたママはほんの数人だったそうです。
「来ていたママはみんな疲れきっていましたね。子供が家で体力を持て余しているから、寒いのに仕方なく公園に連れて来ているというママが多くて、みんなぐったりしていました。ママ友を作ると言う雰囲気ではありませんでした」
弥生さんはさらに続けます。
「私だけ、寒空の下で薄着にバッチリメイク。気合いが入っていて浮きまくっていましたね。なんだか場違いで恥ずかしかったです」
結局、他のママたちとの交流もままならず、友達も出来ないまま公園デビューは失敗に終わったそうです。
それでも、どうしてもママ友が欲しかった弥生さん。今度は近所の児童館に足を運んだそうです。公園デビューの失敗をいかして、今度はほぼ部屋着に近い服装のまま児童館に向かいます。
「公園デビューで気合いを入れすぎて失敗したし、そもそも児童館がどういうところかわかっていなかったので、軽い気持ちで行ったんです」
そんな弥生さんを待っていたのは、公園デビューとは全く違う光景だったそうです。
「私が行った児童館は、大きなホールみたいなところで、室内のおもちゃで遊んだりイベントをしてくれるようなところでした。公園と違って室内は暖かく、綺麗でとても快適な空間でした」
弥生さんによると、快適で安全な空間ゆえにママたちもつきっきりで子供を見ておらず、室内ではママ達が談笑をしていたそうです。
完璧な準備で公園デビューに備えたつもりが……
想像とぜんぜん違った公園の世界

満を辞して児童館デビューに挑んだけれど……

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