スーツケースで周りに迷惑をかけない、ささやかなマナー&裏ワザ
最大10連休となる今回のゴールデンウイーク。せっかくの長い休みを利用して海外旅行を予定している人も多いと思います。
しかし、駅など人の多い場所で大きなスーツケースを持って歩いていると、ほかの人とぶつかってしまい、なかにはそれが原因でトラブルに発展することも。そこでスーツケースを運ぶときのマナーに加え、知っておくと便利な情報を合わせてご紹介します。
まずキャリーバー(※取っ手部分)は数段階に伸びるものが一般的ですが、もっとも長くした状態にして後ろ手で引っ張って転がすのはNGです。スーツケースを斜めにして転がす形になるため、1人で大きなスペースを取ることになり、歩行者との接触リスクが高まります。
できればキャリーバーを一段低い状態にして、身体に近い場所でスーツケースを転がすのでがベストです。
あと、気をつけたいのはエスカレーター。乗っている間、スーツケースから手を離す人をよく見かけますが、これは絶対にダメ。現にスーツケースが倒れて落下し、後ろにいた方が負傷された事故も発生しています。
ただし、手を離さなくても注意が必要です。エスカレーターは片側を空けて、そこを歩いて昇る人も多いですけど、すれ違い様にスーツケースに接触し、その衝撃で下に落としてしまうこともあるからです(※本当はエスカレーターでの歩行自体が禁止されているのですが……)。
荷物のサイズが小さければともかく、荷物が大きい場合は無理せずにエレベーターで移動するようにしましょう。
また、電車内もスーツケースなど大きな荷物を持っている人にとっては気をつけたい場所のひとつです。普段利用しているような普通列車や快速列車に荷物を持って乗る場合、ベストポジションはドアの両端。ちょうどスーツケース1個分のスペースがあります。出入口の横ですし、位置的にほかの乗客の邪魔にもなりにくいからです。
それよりもっとラクな方法は、空港に直接スーツケースを送ってしまうことです。
ヤマト運輸は『空港宅急便』というサービスを行っており、出発2日前(一部地域3日前)の締め切り時間までに送れば、当日空港内の専用カウンターで荷物を受け取れます。朝の満員電車などでスーツケースが迷惑にならないのも嬉しいポイントです。
ほかにも日本郵便の『空港ゆうパック』をはじめ、複数の業者が同様のサービスを実施。帰国時も利用してもいいですし、自宅~空港の移動が朝晩のラッシュに巻き込まれそうなとき、乗り換えが複数回ある場合はぜひ利用したいサービスですね。
スーツケースから手を離さないで!
宅配サービスを有効活用しよう
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