恋多き美人女優が死去。元彼はP.マッカートニーら大御所ばかり
日本でも大ヒットした米テレビシリーズ『ツイン・ピークス』などで知られる女優ペギー・リプトンが死去した。72歳だった。
現地報道によると、ペギーはがんの闘病中だったという。
2人の娘たちが発表した声明によると、ペギーは家族に看取られながら息を引き取ったという。
「本日愛すべき母が、がんでこの世を去ったことに心を痛めています」
「娘たちや姪たちに囲まれ、安らかに旅立ちました。母と過ごした日々をとても幸運に感じます。今現在、私たちの気持ちを言葉にすることはできませんが、いずれペギーは私たちにとっての光の道しるべだと言える日が来ることでしょう。彼女はずっと私たちの家族です」
弁護士の父とアーティストの母のもと、ニューヨークで生まれたペギー。15歳からモデルとして活動を始め、19歳でテレビデビュー。1960年代になると人気ドラマ『モッズ特捜隊』に出演し、女優として大ブレイク。1971年には、同ドラマでの演技を評価され、エミー賞にノミネートされたほか、ゴールデン・グローブ賞を受賞している。
ペギーといえば、元ビートルズのポール・マッカートニーとの熱愛が有名だが、ほかにも、エルヴィス・プレスリーなどといった大物と次々に浮名を流した。
こうした有名アーティストたちとの恋が起爆剤となったのか、ペギーは歌手としても成功に恵まれた。
そして1974年には、マイケル・ジャクソンをてがけていた大物プロデューサーのクインシー・ジョーンズと結婚。2人の子供にも恵まれたが、1990年に離婚した。
子育てに専念するため女優業を一時休止していたペギーだが、離婚前後の90年代からドラマ『ツイン・ピークス』に出演し、テレビに復活。地元の食堂「ダブルRダイナー」のオーナーであるノーマ・ジェニングス役で人気を博した。
P.マッカートニー、音楽プロデューサー…大物を次々虜に
ペギーは生前、『ツイン・ピークス』についてこう語っていた。 「出演したかったの。母親業でかなり(女優業から)離れていたから、私を出演させてって誰に電話をすればよいのかも分からなかった」 ペギーの2人の娘、キダーダ・ジョーンズとラシダ・ジョーンズも、それぞれ女優として活動している。 女優業よりはデザイナーとして主に活躍している長女キダーダだが、次女のラシダは、ハーバード大学を卒業後すぐに女優活動を始め、多くの映画に出演。 主演と脚本を担当した2012年の映画『セレステ&ジェシー』のプロモーションで来日した際には、その美貌と気さくさで映画ファンを魅了。日本でも「かわいい!」と評判の女優である。 モデル、女優、歌手として多才ぶりを発揮してきたペギー。母親の才能と美しさを受け継いだ娘たちも、様々な分野で活躍を見せてくれることだろう。 <文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>Peggy Lipton, who starred in "Twin Peaks" and "Mod Squad," has died https://t.co/IuxPuyalL3 pic.twitter.com/4CAW7MeZrZ
— Variety (@Variety) 2019年5月12日