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「娘に強制性交した父」に無罪判決。性虐待サバイバーの内田春菊はどう見る?

「この人はおとうさんとセックスしてた変な人なのよ」って…

『ファザーファッカー』(著:内田 春菊、出版社:文藝春秋)

『ファザーファッカー』(著:内田 春菊、出版社:文藝春秋)

 性的虐待の様子は小説「ファザーファッカー」「ダンシング・マザー」などで書いているわけですが、その後も、 「父親を誘惑するような女だからな」  と元カレ(の中でも一番性格の悪い人)に言われたこともあるし、 「私があなたの本を読むと、妹が、『おにいちゃん、この人はおとうさんとセックスしてた変な人なのよ。こんな人の本、読んじゃだめ』と言うのですが、それでも私はあなたが好きですので、どうぞ私の大学の講演にお越しください」  と言う手紙(書いたのは学長)をもらったこともあります(こんな手紙を読んで、私が「あら素敵、参りましょう」となるとでも……?)。  その後編集者にレイプされると、 「やってもいいって思われたのでは」 「やりたい盛りだったんでしょうねえ」 「あいつ、好きだったんですよ」  などと言われ……ここまで読んで、「この女の方が何かしてんじゃね?」と思われたあなた、裁判長側に足踏み込んでらっしゃいますよ~。私がどのように見えたとしても、担当編集者が作家をマンションのエレベーターに引っ張り込んで自前の“短剣”を取り出し、「どうしたの?さあ舐めて」などと言ってもいいかって話です。

批判の声が上がる、いい時代になったなあ~

 こんな私はこのニュースについて、 「なに言っちゃってんのこのおっさん」 「頭大丈夫か」 「みんなで裁判長をレイプだ!!」  などの声が上がったと聞いて、いい時代になったなあ~としみじみ思ったのでした。満足度が低すぎるようですが、小さな喜びを大切に暮らすのをモットーとしております。  余談。「ファザーファッカー・ミュージカル」が、今年(2019年)9月初旬に東京芸術劇場で上演されます。養父が「♪オイが奪うはずやった処女~」と繰り返し歌うシーンなどありますのでよろしければ!! <文&イラスト/内田春菊> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
内田春菊
漫画家、小説家、俳優、歌手。1984年漫画家デビュー。1994年『私たちは繁殖している』『ファザーファッカー』でBunkamuraドゥマゴ文学賞受賞。最近では自身の大腸がん・人工肛門の日々を描いた『がんまんが』『すとまんが』で大きな反響を集める。『ファザーファッカー』を実母の目線で描いた『ダンシング・マザー』を2018年に発表。
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