「時給100円ライター」が語る、ネット記事の裏にある超ブラック労働
「初心者歓迎」なんて嘘ばっかり
なんとか頑張って記事ページを作成したところ、「ここは間違っているので修正してください」と、わざわざ毎回画像で修正指定をされる始末でした。その画像を作成する時間と労力があるなら、相手側で修正してもらうか、最初からマニュアルを作成しておいてくれたほうが、お互いにとってよほど効率がよかったと思うのですが……。
ライターとして学べることは何もなく、ただただストレスが溜まるばかりの仕事。それでも、やったことに見合った報酬が得られるならば文句はありませんでした。そう、見合っていたならば。
1週間かけて1記事完成、報酬は…
答えは、1000円です。しかもここから、クラウドソーシングを経由しているため、利用手数料や振り込み手数料も引かれます。時給に換算すると、100円……。まさに、0.01円ライターという名にふさわしい仕事ではないでしょうか。
今思えば、なぜこんなヒドい仕事を何度もしてしまったのかわからないのですが、0.01円ライターからスタートした場合、こんな仕事は珍しくはありません。
クラウドソーシングでは、1万文字書くかわりに「初心者にライターの世界を学ばせてあげるから」報酬は1000円、といった、目を疑うような仕事が溢れています。
ライターになりたいと決意した大半の人は、クラウドソーシングを利用して、そこで現実を知ることになるのではないでしょうか。
サイトと直接契約を結ぶようになってからも、ヒドい仕事は続く
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