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義父からの性的虐待を告白した人気司会者 「胸のしこりのチェック」を理由に…

 先月、トーク番組の中で「義父から性的虐待を受けた」と衝撃的な告白をした国民的スターのエレン・デジェネレス。  告白を受け、エレンの母親がついに沈黙を破り、インタビューに答えた。当時、義父から性的虐待を受けていると告白した娘を信じなかった母が、いま語ったこととは?
エレン・デジェネレス

エレン・デジェネレス

 このたび、NBCのインタビューに答えたエレンの母ベティさん。当時15歳だったエレンから、義父から性的虐待を受けていると聞かされたものの、娘を信じなかったという。 「性的虐待を受けたことを告白するのがいかに大変なことかが今はわかります。娘を愛しています。彼女から相談された時、きちんと聞く心構えがあったならと思います。その後悔と共に私は生きています。他の親御さんたちにはそうなってほしくはありません。皆さんの人生において、誰かが告白する勇気をふり絞ったのならどうかその人を信じてあげて下さい」  当時、ベティさんが乳がんと診断されていたことから、義父は「しこりを確認したい」と言って、エレンの胸を執拗にまさぐってきたという。これについて娘から相談されたものの、ベティさんは無視をきめこんでしまったそうだ。娘のことを信じることができず、「悔やんでも悔やみれない」と現在になって後悔の念を明かした。

「自分自身を守るべきだった」告白に込められた想い

 アメリカ南部・ルイジアナ州出身のエレン。10代で両親は離婚したが、間もなく母ベティさんとが再婚し、義父と暮らすことになった。  大学を中退したエレンは、ショップ店員やウェイトレス、塗装業、ホステスなど様々な職業を経験したが、のちに小さなクラブや喫茶店でスタンダップ・コメディ(一人でステージに立ち、観客に向けてまくし立てるお笑い芸)を開始。これで人気に火がつき、テレビに出演するように。  その後、女優としてドラマにも出演し、様々な賞を受賞。2003年からはトーク番組『エレンの部屋』で司会を務めるようになる。映画スターや歌手などの多彩なセレブをゲストに招いて話を聞くこの番組は、日本でいう『徹子の部屋』みたいなもので、現在でも放送を続ける大人気トークショーとなっている。 「世界で最も稼ぐ司会者」ランキング上位に君臨するエレンは、声優としても活躍。さらに、自身のレコードレーベルを所有し、不動産女王としての顔も持つ、世界有数の資産家としても知られている。
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Mahk is heah tomorrah.

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 そんなアメリカを代表する大スターのエレンが、先日ネットフリックスの番組に出演した際、男の名前を伏せつつこう話した。 「彼は、私の母親の胸にしこりを見つけたから、彼女を動揺させないためにもまず私の胸で確認させて欲しいと言ってきたの。母親が外出してた時にね」 「私は体について無知だったわ。人それぞれ胸に違いがあることも知らなかった。彼は、私の胸を触る必要があると催促してきたの。時を変え何度もね。ある日、彼は私の部屋のドアをこじ開けようとしてきたので、私は窓を蹴り開けて逃げた。その要求が加速するであろうことが私にはわかっていたから。でも母親には言えなかった。彼女を守りたかったし、母親の幸せを壊したくなかったから」 「自分自身に怒りを覚えた。言えなかったから。立ち上がって告白するには余りにも弱すぎた。私は、15歳か16歳だったわ。本当に、ひどい話。今こうやって詳細を話すことに決めたのは、他の女の子達に私の二の舞になってほしくないから。母親を守ろうなんて思うべきではなかった。自分自身を守るべきだったの。  数年間相談できなくて、その後私は彼女に告白したの。でも、その時は信じてくれなかったし、その後母親は彼と18年以上を共にした。彼がその話の内容を頻繁に変えてきたから最終的に別れることになったのよ」  実は、過去にも性的暴行被害について雑誌のインタビューで打ち明けているエレン。その際、性的暴行された経験が、自らの性的指向(同性愛)に影響を与えたことはないと断言している。  エレンは1997年に同性愛者であることを公表。2016年に大統領自由勲章を授与された際には、当時のオバマ大統領より同性愛者であることを告白した勇気を称えられた。 <文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>
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