色んな経験を経た今は、相手の感情や感覚を感じ取れた時に興奮するようになりました。相手がどれだけ人気のある女優さんでも、見た目がタイプでも、気持ちや快感が感じ取れないと昂(たか)まれなくなっちゃいました。

男優としては、マシーンのように勃起出来なくなっちゃった分だけ能力が落ちたのかもしれません。でも手応えとしては、肩書きやイメージに興奮してセックスしていた時より今の方が、相手と向き合い繋がってセックス出来てる気がしています。
そんなことが許される作品ばかりじゃないですが、
セックスをしている僕の中に、相手を支配したとか手に入れたとか汚してやったみたいな気持ちがない分だけ、優しく穏やかな充足感なのです。幸せな気分と言ってもいいかもしれないです。
あなたと彼のセックスは、幸せな瞬間と、物になってしまっている瞬間と、数値主義になっている瞬間があるみたいです。セックス中にどんな不測の事態が起きても「
そんな時もあるよね」と受け入れ合えている時、あなた達は人と人として向き合えています。

完璧な人間はいないのだから、不測こそ、バグこそが人間らしさで、そこを責めていたら息が出来なくなってしまいます。
あるがままを受け入れ合えると、幸せな一体感が生まれやすいです。そういう意味でコンプレックスは魅力であり、人としての伸び代です。
濡れないことに負い目を感じ、自分で自分を責めている時のあなたは、自分を物にしてしまっています。自分の体は、意思でコントロール出来るロボットか何かだと思ってしまっています。濡れ具合は生理現象だったりホルモンバランスの影響だったり反射反応な部分があるのだから、意思のコントロールの及ぶ範疇(はんちゅう)じゃないんです。
彼が真っ当な男で、そこを改善しろと責めたり、濡れ具合を気にかけずに挿入して痛めるようなことがあるわけじゃないんだから、一人で考え過ぎて勝手に申し訳ないなんて思う必要ないです。
自分の体を物として捉え、機能や働きで評価するくせはやめた方がいいです。