パラドックスの事業内容は“志ブランディング”だって
最後に、今回の広告を企画したパラドックスという会社について。
創業者がリクルートの元社員で、事業内容が“志(こころざし)ブランディング”という夢と希望に満ち溢れたコンセプト。社員同士の交流も盛んで、毎月、全員参加で「パラドックスらしい節分」だとか「パラドックスらしい夏祭り」で盛り上がっているそうです。
同社のサイトは、「(意義を持って、楽しく!)」とか、「
熱い人、熱い仕事と出会いまくる、熱くて楽しい人生を!」とか、ついには「MUST WANT WILL CAN」といった助動詞で埋め尽くされた顔のイラストまで掲載されていました。逃げ場のない暑苦しさが支配するカルチャーなのだなぁと感じた次第。
さもありなんといった話ですが、こんなにも世の中の空気を読み取れない会社がブランディングをして、大丈夫なんでしょうかね。
<文/比嘉静六>