
整形に1500万円以上をかけた「日本一謎の整形男子」として2014年にバラエティ番組にデビューし、一躍話題になった整形男子アレンさん。その後も着々と整形を重ね、27歳の今ではなんと整形費用総額9000万円を超えているそう。単純計算しても、年間およそ1500万円ずつを整形につぎこんでいる計算になりますが、いったいアレンさんに何が起きているのでしょうか……。めくるめく美の追求ヒストリーを振り返ってもらいました。
――アレンさんが「初めての整形」を体験したのは何歳ぐらいですか?
アレン「僕が『整形をしよう!』と決めたのは18歳です。そして、実際に、シリコンプロテーゼを鼻に入れてもらったのが19歳のときですね。
当時はほうれい線がものすごく気になっていて、医師に『どこを治したいの?』と聞かれて、『とにかく、このシワをなんとかして!!』って泣きついたんです。そしたら、『鼻を高くしちゃえば? そうすればほうれい線も目立たなくなるよ』って勧められて。鼻だって高くなるものなら高くしたいし、『それでお願いします!』って(笑)」
――10代でほうれい線を気にするって、めちゃめちゃ意識高くないですか?

中学校の頃のアレンさん
アレン「僕ね、小学校から中学校にかけて、いじめにあってたんですよ。スポーツのときにチームに入れてもらえないとか、今思うと、ホントくだらないことなんだけど。
がんばって中学受験して、やっと小学校時代のいじめっこたちとは別の中学に進学できたと思ったら、中学でもまた、同じように、いじめられちゃって。そのときにね、『ブス』とか『死ね』とかいろんなこと言われたけど、ほうれい線が目立つってこともさんざんいじられて。『なんで、そんなにシワがあるの~~』とか」
――ひどい……。
アレン「ホントひどかったんですよ。男女共学だったけど、女子からのいじめのほうがきつかった。授業中にコンパスの針で背中をつつかれるとか。向こうは悪ふざけぐらいのつもりだったんだろうけど、やられるほうはすごくしんどくて。不登校みたいになっちゃった時期もありました。
そのときの悔しさって卒業しても消えないんですよ。いつか、あいつらを見返してやりたいっていう思いが心のどこかにあって。でも、あるとき、気づいたんです。
圧倒的にきれいになっちゃえば、僕の勝ちじゃんって。
整形も何もしなければ、男子はどんどんおっさんになるし、女子だって、おばぁになってくでしょ。僕はそこで差をつけるんだって、18歳のときに決めたんです」
――整形することに対して、親から反対されたりしませんでしたか。

アレン「意外と否定はされなかったですね。20歳以下だと親に手術の同意書を書いてもらわなくちゃいけないので、ドキドキしながら話をしたんですけど、『自分のお金でやるならいいんじゃない』って、あっさりオーケー。
これが、親に整形費用も出して欲しいという話だったら、また向こうの反応も違ったのかもしれないけど。とくにお説教をされるとか、何か反対するようなことを言われた記憶もないんですよね」