さて、今回の相談のケースですが、あなたが悩んでしまうのは、ご主人の言動に筋が通っているという思いが少なからずあるからでしょう。でもその筋はご主人の中だけのものであり、客観的に見れば自分勝手もいいところです。

婚姻関係にあるんだから他人とセックスしてはいけない、というのは不貞行為を禁止している日本の法律からすると合点いきますが、婚姻関係にあるあなたからの誘いには自分の精神的なことを理由に応えないのですから、
あなたに対する思いやりが決定的に欠如しています。
とは言っても、同じ人とし続けるのは男女ともに飽きたり苦痛になりがちというのも理解できますので、ご主人が応えないのも一理あります。だから
前回の相談でも回答したように、夫婦間に性的欲望を閉じ込めるのは無理があると僕は繰り返し言うのです。で、夫婦間で完結できなくなったら外を探すしかないでしょと自然な流れを提案すると、そこはなかなか受け入れてもらえないのですが…。
いずれにしても、僕からすると、ご主人はあなたが持つ、性的行為を望む感情や欲望を受け入れていません。これって、大袈裟な言い方をすれば人権侵害ではないかと思うのです。
また、
「殺す」という言葉遣いに関してですが、あなたが少しでも殺意の実現性を感じたのなら恐怖によってあなたを支配しようとしていますのでDVです。そのように言われている相手に対して「
抱いてよ」とお願いするのは恐怖を感じてないからだという捉え方もできるので、あなたがどのように思っているのかが重要です。改めて自問自答してみて下さい。
最後に、ご主人の気持ちがわからない理由に触れておきます。
すれ違いの大半は、男女の性差ではなく、所有者(ご主人)と所有物(あなた)の関係になっていることです。
あなたには当たり前ですが感情や欲望があります。でも、ご主人はあなたにそれを認めていません。そりゃ、あなたは息苦しくなるでしょうし、夫の考えている事は理解できません。立場が同じじゃなくなっていることに気づいてください。
それにしても、ご主人はなんであなたが他の人とやったら殺したくなるほど嫌なんですかね。あなたが汚されると思うのか、自分が馬鹿にされたり存在価値を否定されたり、浮気相手に負ける不安を抱くのか。
要するにそもそもが自分に自信がない甘えん坊なんですね。セックスがあってもなくても大好きだよって、愛されている自信を持たせてあげるとあなたを自由にしてくれるかもしれません。

森林原人さん
<文/森林原人>
⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
【性活相談者を募集!】
森林原人さんに悩みを相談したい方は、こちらの
お問い合わせフォーム(https://joshi-spa.jp/inquiry)まで、お名前はハンドルネームまたは匿名希望、題名の冒頭に【性活相談】を入れ、お送りください。
※相談内容の一部を変えて取り上げさせていただく場合がございます。