飼い主さんと遊べない留守中は、猫にとって退屈な時間に思えてしまうことも。そうした日が何日も続くと、強いストレスを抱えてしまう可能性が高くなります。
写真はイメージです
特に生後1歳前後の猫は、若くて好奇心が旺盛。帰宅後や休日に飼い主さんがしっかりと遊んであげないと、ストレスを溜めこんでしまうことがあるのです。だからこそ、
留守中でもひとりで遊べるようなおもちゃを用意し、ストレスを解消していきましょう。
猫じゃらしは誤飲の恐れがあり、ボールは飽きてしまうことが多いので
用意するならタイマー付きの電動おもちゃがおすすめ。規則的な動きのおもちゃだと猫が飽きやすいため、不規則な動きをする電動おもちゃを選んでいきましょう。
構ってあげられる時間が少ないからこそ「キャットタワー」を
家を空ける時間が長いと、猫の活動量はどうしても減ってしまいます。特に室内で単頭飼いされている猫は飼い主さんと遊ぶことでしか、運動量を増やせません。
そんな状況を改善してくれるのが、
キャットタワー。キャットタワーがあれば上下運動ができるので、運動量も自然に増加。猫は横よりも縦の広さを重視する動物で、高い場所から周りを見渡せると安心感を覚えます。
猫と遊ぶ時は部屋を走り回らせるより、
ジャンプをさせたほうが消費カロリーが多く、満足感が高くなると言われています。だからこそ、キャットタワーを設けて、ひとりで過ごしている時にも満足度が高い運動ができるようにしていきましょう。
猫と共に暮らしていると、時には「なんでこんなことするんだろう…」と苛立ってしまうこともあるかもしれません。しかし、それは留守番が多くてストレスを抱えている猫のSOSである可能性も。仕事がある日になかなか愛猫を構ってあげられない方はその分、休日にたっぷりとスキンシップを取り、猫とよい関係を築いていきましょう。
<文/愛玩動物飼養管理士・古川諭香>
⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:
@yunc24291