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大物俳優も激励。3度目のがん闘病中の歌手の「とっても幸運」なこととは

 イケメンで紳士的なハリウッドスターとして知られるヒュー・ジャックマン(50)。映画のなかでは、世界を救うためにバトルを繰り広げるヒーローを演じてきたが、実生活では皮膚がんと闘ってきたことを公表している。  そんなヒューが、現在がんで闘病中のオリビア・ニュートン=ジョン(70)に応援メッセージを送り、話題となっている。ヒューがオリビアに伝えたかったこととは? そして、ステージ4のがんと診断されたオリビアの現状は……。
ヒュー・ジャックマン

ヒュー・ジャックマン

『ウルヴァリン』『レ・ミゼラブル』、『グレイテスト・ショーマン』などの話題作で主演を務め、いまやハリウッドを代表する人気俳優となったヒューは、オーストラリア出身。幼少期に親が離婚し、複雑な家庭環境の中で育ったが、大変な苦労と努力を重ねてスターの座に上り詰めたという。  そんな若かりし頃のヒューが夢中になっていたのが、同じくオーストラリア育ちの歌手オリビア。特に、1978年の映画『グリース』でヒロインを務めたオリビアに淡い恋心を抱いたようだ。  そんな大好きだったオリビアに、ヒューは今回応援メッセージを送った。  シドニーで行われたコンサート「ザ・マン、ザ・ミュージック、ザ・ショー・ツアー」の公演中、1万5000人の観衆と共にオリビアに向けた特別なメッセージを収録、SNSに公開した。 「こんにちは、オリビア。自分と後ろにいる1万5000人は、あなたのファンです。みんな昨晩の『60ミニッツ』を見たか分からないけど、あなたは最高の母親であり、歌手であり、ダンサーです。みんなあなたのことを愛していますよ、オリビア」  2013年に皮膚がんが発覚して以降、再発を繰り返し、何度も手術を経験してきたヒュー。憧れの人であり、同じがん闘病の経験者、そして同郷でもあるオリビアに熱い想いを伝えたかったのだろう。

3度目がん闘病のオリビア「余命は知りたくない」

 オリビアは、1992年に最初の乳がんと診断され、いったんは克服したが、2013年には乳がんが再発。さらに2017年には、脊髄(せきずい)のがんと診断されたことを告白した。3度目となるがんは、ステージ4の乳がんで、脊柱に転移したものだったという。  放射線治療といった従来のがん治療のほかに、薬用大麻といった自然療法でがん闘病を続けてきたオリビア。ヒューが特別メッセージの中で言及していたとおり、数日前に放送された豪テレビ局の番組『60ミニッツ』に出演し、現在の病状を語った。  ステージ4との診断を受けているオリビアは、番組内で自分に余命がどれだけ残されているかについて考えたくないと語っている。 「誰かに余命半年と言われたら、自分もそう信じてしまうから、実際にそうなってしまう可能性が高いと思うの。だから私にとっては、精神的な面で、そういった他人からの意見は聞かないほうが良いと感じるの。だから耳を傾けないわ」  今回の番組には、本人の他に、がん闘病を支えるオリビアの夫や娘も登場。また、医療大麻はがん治療にとって非常に有効であるとし、豪でも医療大麻を使えるようになってほしいと訴えた。オリビアは、医療大麻が合法とされているアメリカのカリフォルニア州で治療を続けている。  今年1月には死亡説が流れ、それを自らSNSで否定したオリビア。現在も、まだ生きていることが幸運だと語る。 「3度もがんを経験しながらも、まだ生きているなんて私はとても幸運だわ」 「人間はいつか死ぬものと誰もが分かっているけど、それがいつなのかは誰にも分からない。がんとかそういった深刻な病名を申告されると、突然タイムリミットを突き付けられた気になる。だから私は毎日が神様からの贈り物だと捉えて過ごしている
 自ら闘病しながら、積極的にがん患者の支援を行っているオリビア。そして、そんなオリビアに応援メッセージを送ったヒュー。2人の偉大なスターが、どうか早く病から回復しますように。 <文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>
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