食べても「太りにくい体」に作り変える。簡単筋トレ2つ&おすすめ食材
夏の暑さが過ぎ去り、すでに“食欲の秋”に翻弄されている女性も多いことでしょうが、秋の味覚は糖質や脂質が多いためどうしても体重増加に向かってしまいます。
今回はそんな秋の体重増加を阻止する「基礎代謝向上計画」を提案します。
ダイエットブームが加速し、以前よりも専門用語が一般に広まっている昨今、基礎代謝という言葉はダイエットに挑戦していない人でもご存知かもしれません。
基礎代謝とは運動時以外(普段の生活動作等)に起こる代謝のことです。成人では男性で1500kcal、女性で1200kcalぐらいが平均値です。しかし現代人、特に運動不足で姿勢の悪いデスクワークをしているビジネスパーソンは基礎代謝がかなり低下しています。
基礎代謝は運動した時に起こる運動代謝よりも数倍多く、全体の消費カロリーの多くの割合を占めています。基礎代謝が低い現代人はいくら苦しくてカロリー消費が多い運動をしても全体の消費カロリーは少ないままになる訳です。
太らないようにする、しっかり体重を落とす、これらを目指す人には基礎代謝の上昇がとても重要です。
では実際に基礎代謝を上げていくわけですが、基礎代謝量は体の各部位によって担っている内訳が異なります。
最も内訳が多いのは筋肉です。単純に筋肉量が多い人ほど基礎代謝が多くなり、体重管理が上手になります。ダイエットでは初めに筋トレを行なって筋肉量を増やしてから、脂肪を燃やす有酸素運動をするメニューが一般的になっています。
二つ目に重要なのは肝臓です。これは意外と感じるでしょうがとても重要なことです。肝臓は身体に必要なたんぱく、栄養の貯蔵。有害物質の解毒、消化液の生成が主な仕事です。そのほかにも約200種類の作業があり、内臓機の中でも中核を担う存在です。
そのため消費カロリーは多くなり、基礎代謝の内訳も多くなる訳です。ご存知の通り、お酒の飲み過ぎや栄養過多などが多くなると肝臓に負担がかかり、活動量が低下するため、基礎代謝量も大幅に低下するのです。
筋肉と肝臓は基礎代謝の内訳のうち、約40%を占めていて影響力が高いです。