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元恋人同士、5日だけの濃密エロス…柄本佑×瀧内公美が語る衝撃作

 かつて恋人同士だった直子と賢治。再会した2人は直子の婚約者が戻るまでの5日間だけとの約束で、再び体を重ね合った二人がたどり着く先は? 芥川賞作家の白石一文さんの小説をベースに、荒井晴彦さんが脚色・監督した『火口のふたり』に主演の柄本佑さんと瀧内公美さんにインタビュー。  大胆な濡れ場も話題の本作の見どころを、女性読者に向けて語ってもらいました。

関係しちゃったもんはしょうがない。

――お互いの印象を教えてください。 柄本佑さん(以下、柄本)「明るい方です。とっても明るい方でした。でも、ただ明るいだけじゃなくて、きっとインドアなんだろうなと感じさせる、どこかに陰も明るさがある方、という印象です。あとは度胸の据わり方が並外れているので、そこは、この映画をやるにあたって、僕も監督スタッフも、助けられていたと思います」 瀧内公美さん(以下、瀧内)「佑さんは物知りな方で職人気質な感じがしました。自然体で寡黙な方でした。佑さんの前ではあまり喋らないでおこうと思っていました。自分の天然ボケな感じがばれるので(笑)」 ――お二人が演じられたからか、作品を拝見する前に受けた印象とはまた違う、青春映画のような軽やかさがある作品でした。賢治と直子の関係性を、どう感じましたか?
『火口のふたり』より

『火口のふたり』より

柄本子供の頃から一緒に育ってきたふたりで、『近親相姦のようで嫌だと思っていた』といったセリフもありますが、なっちゃったもんはしょうがないだろと思いますね。もうそうなっちゃったんだから。単純に、肌が合うんだという。二人が実感していることですから。それは誰にも否定できないし、二人以外の誰にも分からないことだよなと思います」 瀧内「演じるにあたって、賢ちゃんのことが好きだという気持ちを大切にしていましたね。似たようなふたりなんだろうなというのも。それは、直子が早くに母親を亡くして、賢ちゃんの家で育ったというのもありますけど、直子のほうから寄せていたという感じ。賢ちゃんがいなくなると追いかけて東京に出て、賢ちゃんに婚約者が出来ると田舎に帰る。直子にとって、自分の居場所にしている人なのかなって」 ―― 一見、直子のほうがちゃんとしているように見えますが、直子は賢ちゃんのところに自分の場所を置いていると。 瀧内「そんな気がしますね。ただこの5日間が始まる前までは、そうした関係に決別するつもりだった。それにこの関係性は直子が巻き起こしたものでもあると思います」 柄本「そうだよ。再会して勝手に火をつけておいて、あとはひとりで消せって言われても、賢治としてはそんなの無理だよねぇ(笑)」

濡れ場はアクションシーンのひとつ

――濡れ場のシーンで心がけたことはありますか?
『火口のふたり』より

『火口のふたり』より

柄本「アクションシーンのひとつなので。殺陣を覚えるのと一緒です。ト書きに事細かく書かれてるんですよ。ここであえぐとか、ここで足を絡ませるとか。全部。何も考える必要がないくらい。ただ、夢のようなセックスではなく、日常のセックスであることは意識しました」 瀧内「出会って恋に落ちたばかりの二人のセックスではない。日常の匂いがしないといけないと。私が難しく感じたのは、女優がどうすれば濡れ場で美しく映るのかという点を、私は不勉強だったので、多くの濡れ場、エロスを描いてきた荒井さんに教えていただきました。ここで、体をしならせる、とか。足を1度回す、とか。伝統を受け継いだ感じがありました(笑)」
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風景なんかと一緒に気持ちよく観てもらえる作品
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『火口のふたり』は8月23日(金)より新宿武蔵野館ほかにて全国公開中 (C) 2019「火口のふたり」製作委員会 オフィシャルサイト




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