西島秀俊が再びヤクザ役「全く仕事のない時期に映画に救われました」
僕は映画に救われてきたし、人生を変えられてきた
「僕は全く仕事のない時期もありました。本当にやることがなくて、毎日映画館に通っていました。色んな映画館に出かけていくことで、辛さを感じずに済んだし、充実できた。それって本を読むことだったり、アニメを観ることだったりと、人それぞれにあると思いますが、僕にとっては映画館に行くことだったんです。
知らない人たちと笑ったり泣いたりするという体験が大きかった。もしも映画館がなかったら、辛くて耐えられなかったんじゃないかな。映画館での体験があったから、仕事がなくて本当にきつくて辛い日々が、今思い返して、豊かな大事な時期になっています」
――今では、西島さんの作品を映画館で観て、救われる人もいると思います。
西島「そうだったらいいなと思ってやっています。自分は映画に救われてきたし、すごい映画には人生を変えられてきました。僕もそうした作品に参加したいと思うし、毎回、そういう作品になってくれと願いながら臨んでいます」
試写を観て何度か泣きそうになった
望月ふみ
70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。@mochi_fumi
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