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増えるシェアハウスの明暗。隣人ギャルの騒音がストレスで円形脱毛症に?

 キッチンや浴室、浴室などは住民共用ですが、その地域の相場よりも安く済むことができるシェアハウス。「都心に近い場所に安くすみたい!」という方に需要があり、ここ10年で一気に数が増えましたが共同生活ゆえの問題もあるようです。
シェアハウス

写真はイメージです(以下同じ)

 シェアハウスの数は増加中で、現在は全国で4867棟、5万6210室あります(一般社団法人・日本シェアハウス連盟「シェアハウス市場調査2019」2019年1~2月調査)。特に東京23区には多く、上京組の強い味方となっています。

入居したのは常に満室の人気シェアハウス

「希望のエリアは家賃の相場が高く、それでも都心から離れた場所には住みたくなかったんで安く住めるシェアハウスを選んだんです」  そう話すのは、専門学校卒業後に就職のために上京した生田奈々未さん(仮名・25歳・独身/販売員)。当時は東京に知り合いがほとんどいなかったため、シェアハウスなら住民同士ですぐ仲良くなれると思って期待に胸を膨らましていたそうです。 「さすがに男女一緒のところに入居するのは抵抗があり、あえて女性専用のところにしたんです。両親も上京に反対こそしませんでしたが、東京でのひとり暮らしについてはとても心配していたため、私が最終的にシェアハウスを選んで安心しているようでした」
シェアハウス間取り

生田奈々未さんの話をもとに作図した間取り

 ちなみに入居先は中古マンションの4LDKを改装した物件。リビングのほか住民用の個室が10部屋あり、家賃は管理費込みで5万5000円~。引っ越してきた時点では満室だったこともあり、人気物件に住めてよかったと喜んだといいます。 「住んでいる方の年齢はあくまで見た感じですけど、当時の私と同じ20歳前後のコから上は30代前半。なかでも若いギャル3人組が仲良しらしく、いつも共用のリビングで大騒ぎ。世代は一緒でも最初に見た瞬間、この人たちと友達になるのは無理だと思っちゃった(笑)。だから、リビングでくつろぐことはせず、いつも自分の部屋で過ごしていました」  約4.4畳の狭い部屋にはすぐ慣れたそうですが、住み始めてすぐ“ある問題”に直面します。

トイレ・浴室問題だけでなく、騒音トラブルも

「トイレが1つしかなく、朝は常に誰かが使用中。まさか公衆トイレのようにドアの前で並んで待つことになるとは思ってもいませんでした。ひどい時には私の前に3人並んでいることもあり、諦めて近くのコンビニでトイレを借りたこともあったほどです」  同じく浴室も夜は大混雑。そのため、“入浴は1人20分まで”というルールが設けられていましたが、それを守らない入居者も。おかげで日によっては入浴時間が深夜1~2時になることも珍しくなかったそうです。 「けど、これはまだ仕方ないと我慢できました。許せなかったのは騒音です。私がいたシェアハウスはもともとあった部屋の真ん中に壁を作って、無理矢理2つにしたような作りだったので隣の部屋の生活音が丸聞こえなんです。私はテレビを見るときもヘッドホン、電話をするときは外に行っていましたが、隣の部屋に住むギャルはそんなのお構いなし。しかも、早朝や深夜も大音量でラップを流しているし、普段から部屋にいるときは耳栓をしている状態でした」  さらにシェアハウスは住民以外の立ち入りを禁止していましたが、ギャル3人組は規則を破って男友達とリビングで酒盛りをしていることもあったとか。 シェアハウス パーティーする男女 お酒 一度、もう少しだけ静かにしてほしいとやんわり伝えたことがあったそうですが、ギャルたちは逆ギレ。管理会社に相談しても一向に改善されず、ストレスから奈々未さんは住み始めて2か月で円形脱毛症ができてしまうほどに。それでこれ以上は無理だと思い、引っ越しを決意します。

そのシェアハウスは退去後1年で閉鎖

「埼玉の東京寄りのところにシェアハウスとほぼ同じ家賃のキレイなアパートを見つけ、そこに移りました。東京ではないですが通勤もそれほど時間がかからなかったし、一番大事なのは自分が心身ともに安らげる環境だと身をもって知ったからです」  このシェアハウスは彼女が出ていった後、1年も経たずに閉鎖。管理会社から彼女宛の郵便物が届いているとの連絡が来た際に聞いたそうです。 「理由は知りませんが、マンションのほかの住民の方からもクレームが来ていたのかもしれませんね。いずれにしてもサッサと退去してよかったと思います」  シェアハウスの難点は、事前にほかの住民の情報がほとんど得られないこと。実際に住んでみないとわからない部分があることも知っておくべきでしょう。  国土交通省が平成29年6月にシェアハウス運営業者(回答:123事業者)に実施した調査では、入居者は「女性が多い」が68%、年齢層は20-30歳未満が56%(「シェアハウスガイドブック」より)。ざっくり言って「若い女性」の入居者が多いわけですが、それがプラスになる場合もマイナスになる場合もあるようです。 <文/トシタカマサ> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
トシタカマサ
一般男女のスカッと話やトンデモエピソードが大好物で、日夜収集に励んでいる。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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